第3回。デザインという仕事(2):お気に入りのもの。チャールズ&レイ・イームズ
1. あなたのお気に入りのものを3つ描いて下さい。それは (1) どんな大きさですか。(2)どこに何と一緒にどんなふうに在りますか。(3)何でできていますか。(20分)
2. 映画を3つ見ます。:
Charles & Ray Eames, Powers of Ten, 1977(8m48s)
Charles & Ray Eames, House: After Five Years of Living, 1955 (10m45s)
Charles & Ray Eames,Toccata for Toy Trains, 1960 (13m30s)
3. お気に入りのものの,(1)スケール,(2)まわりとの関係,(3)素材について,あらためて見なおして,気づいたことを表に加筆してください。書き終えたら提出してください。
授業で見たDVD:
EAMES FILMS:チャールズ&レイ・イームズの映像世界
第4回。デザインという仕事(3) ターゲットは誰だ?
1. あなたが知っているブランド,商品,サービスを2つあげ,そのデザイン上の特徴を示す要素(商品そのもの,パッケージ,キャッチコピー,ロゴマークなど)を(1)図または文章で説明し,(2)それが主にどのような人たちをターゲットとしてデザインされているか述べよ。(20分)
2. 2004年度卒業制作作品「モノの『ものがたり』を伝えるカタチ——ものづくりショートフィルムとそのパッケージング——」(制作:玉谷里佳)を見る。(25分)
3. 1であげたデザイン要素を,(3)新しいターゲットを想定し,(4)そのターゲットにむけてリデザインせよ。
教官プレゼンテーション(1)
デザイン情報コース コア担当教官の研究内容紹介と演習課題案について。
伊藤真一,日原広一
来週,5/25は休講。
次回,6/1は教官プレゼンテーション(2)です。
当初予定どおり,5月25日(水)は休講です。
第8回 ビフォー&アフター パーソナル・コンピュータ
1. 20世紀末,世界にパーソナルコンピュータが登場した。(1)パソコン以前から存在していたが,パソコンの登場によって全然違う状態になったもの,(2)パソコンの登場によって初めて得られたもの,(3)パソコンの登場のせいで失われてしまったもの,を挙げよ。(25分)
2. 『未来教室 アラン・ケイ』(NHK,2002)を見る。(45分)
3. パーソナル・コンピュータとは何か,自らの言葉で述べよ。
追記(2005.6.21):授業で見た番組と同様の,アラン・ケイのワークショップが日本で開催されたようです。うらやましいぞ!
質疑応答では、アラン・ケイ氏は「コンピュータはツールとして考えられていたが、本のように使うこともできるのではないか」と話し、「本を読むだけでは、アイデアは生まれない。1番面白い本の活用の仕方は、本について何人かで話し合うことだ。コンピュータでも同じことができるのではないか」と語った。
ユクスキュル, クリサート,『生物から見た世界』日高敏隆, 羽田節子訳,岩波文庫,2005
環境世界論の古典。手に入りにくくなっていたが,文庫になった。必読。
が届きました。投票数90名。空間デザインが59,情報システムが14,事業計画が7。数があいませんが(笑)所属を記入しない人もいるのでしょう。ありがとうございました。
総合評価4.4点(5点満点)
自由記述:数が多いので一部です。
「図工や美術はキライだったけど,何かを伝えるための「デザイン」ってのは今後の将来に,考えないわけにはいかない重要な課題だと気づかされた。」
→「デザイン」は決して「図工や美術」の一部ではありません。より大きな概念で「デザイン」をとらえかえすことができたのだとすればこの授業は成功です。
「教官プレゼンはとても良かった。一人一人の研究内奥がとてもよくわかり,また,一人一人の個性もよくわかった。」
→教育担当科目と研究との間にはどうしても微妙なギャップがあるので,どんな研究をしている人がその授業をやっているのかを知ることは重要です。他の「概論」科目でも教官プレゼンテーションをやるように薦めているところです。
「割合的俺的におもしろかったので来年も受けようと思います。」
→マジスか。俺的には問題ないす。若干今年とネタかぶっちゃいますけど勘弁してほしいっス。
「全体的に意味不明」
→そりゃ残念でした。この授業は今風にいうとデザインにむけての「気づき」のための様々なアプローチを試したものだったのですが,あなたにフィットするものがなかったということでしょう。さらに工夫をしたいと思います。
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