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建築設計B2 アーカイブ

2006年06月06日

建築設計B2 課題説明

3年生対象の建築設計B2のスタジオ課題説明が行われました。
以下の四つのスタジオから,とりたいスタジオを選びます。

•スタジオ1:「現代美術のためのミュージアム」竹内昌義
•スタジオ2:「Landscape for Learning」槻橋修
•スタジオ3:「金沢21世紀美術館補完計画」五十嵐太郎
•スタジオ4:「駅をむかえるまち」本江正茂

本江スタジオの課題は,仙台市営地下鉄東西線の新駅駅前施設の企画・設計です。
以前の宮城大学でも同じ3年生に同様の課題を課しておりましたので,提案を見るのが楽しみです。

スタジオについての更新情報は「本江スタジオのためのWikiサイト」から。

以下,課題です。

東北大学 3年 建築設計B2 本江スタジオ
2006.6.1

駅をむかえるまち
地下鉄東西線新駅駅前施設の企画・設計

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2006年06月08日

建築設計B2, 2006.6.8

8名が本江スタジオを履修することとなった。全員男子。

製図室の一番奥が我々のスタジオのエリア。くじ引きで2名ペアを4組つくり,4つの駅を割り振る。敷地調査はグループで行うが,建築の企画と設計は個人で行う。

現地調査で何を見てくるべきか,どんな道具を持っていけばいいか,現地の人と話をするにはどうすればいいかなどなどの現地調査心得を話しあった上で,1/5000の地図,土地利用現況図,建物用途現況図をペアでにらんで,現地調査の必須ポイントを20分でリストアップ,発表。

周囲の住宅地との関係を調べますなんてというけどさ,そんな抽象度の高い「関係」なんてものを直接測定したり観察したりことはできないじゃん,具体的には何を見るつもりなのよ。住民の所得レベルを調べるなんてことは簡単にはできまい,ガレージのクルマを見るぐらいだろ,とか,しかしクルマと所得の相関ってホントはどのくらいあるのかねえ,とか。

そのあと,その場でスケジュール立案。
最終講評会が8月1日。ケツから順に作業時間をとってガントチャート風のものを描いてみる。今まで課題のために工程表を書いたことはないという。とにかく書かせてみると,見事なウォーターフォールで調査…企画…設計…プレゼン…などと続くのだが,そうはいかないから今まで間に合わなかったンである。何まわしもするんだよ。7月下旬はテストだし,そんなにパラレルで作業できないぜ,などなど。

抽象的なプロジェクトを具体的に実行可能なタスク群に分解して順序だてるというスケジュール立案のプロセスと,現地調査の目標を具体的で測定可能な調査項目群に分解して一覧するという調査計画立案プロセスとは,まったく同じことをやってますね。

で,来週,現地調査結果発表会。

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