トーマス・ヘザウィックが、南アフリカのケープタウンの港に立つ穀物倉庫を改修して、美術館「ツァイツ・アフリカ現代美術館」を作った。高層階にはホテルも作られている。
Inside the new Zeitz MOCAA in Cape Town, South Africa
円筒が並ぶサイロをくりぬいてアトリウムにしており、円筒を切り裂いた複雑な切り口が現れている。
トーマス・ヘザウィックのサイトには、ダイアグラムも含めて多くの資料が掲載されている。
Zeitz Museum of Contemporary Art Africa (Zeitz MOCAA), Cape Town / Interview with Mark Coetzee
アフリカの穀物を世界中に輸出するための施設が、アフリカのアーティストを世界中に紹介するための場所になる、と言う見立て。
新築によるのでは帯びることのできない場所の意味を、改修によって獲得する例のひとつ。
かなり大きなウォーターフロント開発の一環として作られている。
グランド・オープンは2017年9月22日。