「MacBookPro 15-inch Mid 2010、SSDにシステムディスクを移行」という記事を以前書いたことがあり、今でも時々検索にかかって読まれているようだ。
このマシンが起動しなくなった。
Cmd+R 起動で現れるはずのリカバリーシステムも出てこない。
ファンが急に回ったり止まったりするばかりで、まったく起動しない。
Cmd+Opt+R でインターネット経由のリカバリーシステムで起動すると一応は立ち上がった。
しかし、Disk Utility で内蔵SSDを診るが、修復プロセスを完了できない。無理です的なエラーを吐いて止まってしまう。消去も途中で止まってしまう。
SSDが物理的にダメになったのだろう。
TimeMachineのバックアップには 二週間ほど前のデータがあることを確認した。まあ少しくらいはしょうがない。 もとより、機微データを除く作業ファイルやメールやスケジュールはみんなクラウドにあるので、ディスクのクラッシュが以前のように深刻な事態ではなくなっている。アプリ関係の再設定が面倒だというくらいかもしれない。
もう一台のMacで以下の準備をしておく。パソコンが一台しかない環境だと、ここで詰んでしまう。自分のでなくてもいいので、いざとなった時に助けてもらえるような、類似の環境があるといい。それがプロのジーニアスバーでももちろんいいし、自分である程度できるなら友達のでもいい。
新しいSSDをamazonで買う。だいぶ安い。明日届く。
いちいちネット経由のリカバリーシステムで起動するのは大変なので、起動用のUSBメモリを作っておく。これに案外時間がかかる。一時間ぐらいか。
出来上がった起動USBメモリからの起動できることを確認。ここからも内蔵SSDは修復も消去もできない。
新しいSSDが届いた。
MacBookProの裏蓋を開ける。#0のプラスドライバーだけで良い。長いネジと短いネジがあるので外した後、位置を間違えないように並べておく。
内側のSSDを固定している橋状のパーツを外して、SSDを外す。コネクタもまっすぐ引けば外れる。
古いSSDの側面から4本、固定用の突起がある。
これを外すのはトルクスドライバーの6番。トルクスドライバーは特殊なものだが、ホームセンターで入手できる。先の0番のドライバーもそうだが、精密なものほど精度が高くないといけないので、安物の工具ではダメなので、JISのついた精度の高い工具を使いたい。
外した突起4本を新しいSSDに付け直す。
あとは裏蓋を閉めて、ネジ止め。
作っておいたUSBの起動ディスクをさして起動。内蔵SSDは空っぽなので、すぐにUSBのシステムを見つけるので、USBのシステムで起動する。
アプリの選択画面になるので、ディスクユーティリティを選択。内蔵SSDを消去。フォーマットは、Mac 拡張(ジャーナル)(←英語表示だったかも)、GUID。名前はなんでもいい。
消去=初期化が終わったら、ディスクユーティリティを終了。アプリの選択画面に戻る。
OSのインストールを選択。20分ほどでインストールが終わると、内蔵SSDから起動する。
インストール後の最初の設定の途中で、まっさらから作り直すのか、バックアップから復元するのか、を選ぶ画面になるので、バックアップディスクを選んで進む。最新のパックアップを選ぶ。
アプリや各種設定、複数いる場合はどのユーザーか等、戻すバックアップを選ぶ。 古い自分とお別れするチャンスなので、いらないユーザは戻さなくてもいい。
結局私の場合は、無線LAN経由で200GBくらい戻すことになった。今放置して進行中。復元は単純なコピーではないからか、結構時間がかかるのでそのつもりで。