東北大学電気通信研究所の北村喜文先生にお招きいただいて、昨年に続き共同プロジェクト研究会 「人と空間と情報技術」第二回に参加。
私は「多面的な展示壁面のデザイン」と題して、出来たばかりの「せんだい3.11メモリアル交流館」の常設展示の構成について話した。もちろん北村先生の会なので他の発表者はICTばかりなのだが、こちらは、しゃらくさい電気仕掛け(ほぼ)なしのフル・アナログの情報提供のケースである。
私たちの仕事だけでは心もとないので、イームズの Computer Perspective(1971)や、カスティリオーニの仕事も紹介しつつ、多面的複線的な大量の情報を、様々な関心のあり方を持った観客に対し、実空間でどう提供するか、という課題についての悩みを共有したのであった。