3月11日の地震から十日たちました。
ご心配をおかけしておりますが,本江とその家族は無事です。泉区の自宅も少々ゆがんで建付けが悪くなったものの倒壊は免れ,電気と水も復旧しています。あとはガスですが,仙台市ガスの製造工場が津波でやられたため,まだかなり時間がかかりそうです。
津波に襲われた地域とは比べるべくもありませんが,ダウンタウンを含む仙台市の内陸地域は建築の被害も少なく,ガソリンはじめ目下の物資不足が解消していけば,直ちに機能回復していけるものと思います。
東北大学は卒業式が中止され,すべての学事日程は4月下旬まで延期となっています。詳細は適時,東北大学のホームページでご確認ください。
http://www.tohoku.ac.jp/japanese/
青葉山キャンパスの被害は比較的大きく,我々の研究室のあった人間環境系研究棟は,応急危険度判定で「危険:立ち入り禁止」となりました。研究教育活動の再開は目処が立っていない状態です。
学生たちの多くは帰省・疎開しています。仙台に残りボランティア等の支援活動を行っている者もいます。
突然の中断を余儀なくされた様々なプロジェクトを,徐々に再開していきたいと思いますので,現状をご理解の上,引き続きご支援ご協力賜りますようお願い申し上げます。