建築ITコミュニケーションデザイン論, 2009-07-01
建築とコンピュータ
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建築とコンピュータ
プロジェクトをバラバラにして並べ直す。WBS、ネットワーク図
PM2009_02.pdf
情報と都市。時間と空間の再編成
aitcd_2009_09.pdf
レポート課題を出題しました。
メールで提出してください。
2009年8月7日(金)消印(送信タイムスタンプ)有効です。
aitcd_2009_09_report課題.pdf
一枚の企画書で○○を獲得する
PM2009_03.pdf
せんだいメディアテークで、建築家アレハンドロ・ザエラ・ポロ氏の講演会が開かれます。入場無料で通訳付。
詳しくは下記から。
申込締切は過ぎていますが、残席があるようです。ふるってご来場ください。
2009年7月18日に、仙台市内のエルパーク仙台にて開かれた、都市環境デザイン会議(JUDI)のシンポジウム「獲得される「パブリック空間」——芸術文化活動が造る新たな都市環境」にて、基調講演をしました。
http://www.judi.gr.jp/event/2009/0718seminar.pdf
演題は「芸術文化活動が生み出す「場」のポテンシャル」。
卸町のまちづくり活動を始めるにあたり、いきなり「人が住まう街」へと再開発をはじめるのではなく、まずは「人に愛され、人が集まる街」になるために、様々な芸術文化活動からはじめていったという事例の紹介。それから先日参加したモンペリエの中庭開放イベントの模様の紹介。
こうした芸術文化活動は、見慣れたはずの人々の、環境の、そして自分の見知らぬ顔を発見する契機であって、旅人の眼で世界を見直すことになるんじゃないか、というような話。持ち時間を超過してご迷惑をおかけしました。
つづくトークセッションは、仙台の公共空間で芸術文化活動を実践している方々のお話。仙台フィルハーモニー管弦楽団専務理事の大澤隆夫さん、定禅寺ストリートジャズフェスティバルの米竹隆さん、せんだい演劇工房10-BOXの八巻寿文さん、みやぎダンスの定行俊彰さん、そしてコーディネーターは宮城大学の永松栄先生。実践の現場の個別具体的な実感と、ついメタな視点にたって多様な可能性を提供しようとする環境デザインとの乖離が問題になっていた。
を読む。
本の著者はそれぞれに「書くモデル」をもっている。読者もそれぞれに読み手としての独自の「読むモデル」をもっている。
書くのも読むのも「これはコミュニケーションのひとつなんだ」とみなすことです。人々がコミュニケーションするために、書いたり読んだりしているということです。このとき、著者が送り手で、読者が受け手だと考えてはいけません。執筆も読書も「双方向的な相互コミュニケーション」だと見るんです。
次にそのうえで、著者と読者のあいだには、なんらかの「コミュニケーション・モデルの交換」がおこっているとみなします。それがさっきから言っている「書くモデル」と「読むモデル」のことなのですが、そこには交換ないしは相互乗り入れがあります。正確にいうと、ぼくはそれを「エディティング・モデル」の相互乗り入れだと見ています。(pp.95-96)
このエディティング・モデルは、劣化も変質もなくメッセージ記号を通信するためのシャノン=ウィーバー型の情報コミュニケーション・モデルと、対比するためのモデルとして考案された、「コミュニケーションのなかで「意味の交換」を成立させているもの(p.96)」である。
私たちは知覚活動やコミュニケーションにおいて、外側の刺激に応じて脳の内側でそれと等価の情報を別の記号に変換しているのではない、ということです。
コミュニケーションは記号変換ではないんです。また、ワイワイ・ガヤガヤしながら思いついた言葉を喋っているときも「記号の郵便物」や「通信物」を相手に届けているのではないということです。
そうではなくて、私たちはそうやって取り交わされる情報のやりとりのプロセスで、互いに似ていそうだと思える「編集構造の断片」やエディティング・モデルになりそうなものを互いにさぐりながら交換しあっているのだといことです。ぼくはこれを「編集的相互作用」とも名付けています。(pp.102-103)
つまり
コミュニケーションとは「メッセージ記号の通信行為」ではなくて、「意味の交換」のために行われている編集行為だということです。(p.103)
書くことと読むことの間に、相互作用としての「編集」が介在しているというのは興味深い。
我々が扱う空間のデザインにおいても、作ることと使うことの間に、能動的なコミットメントを通じておこなわれる相互作用的な意味生成プロセスがあるのであり、そこで生まれる意味の総体が「場所」なのだ、と言ってよいのではないか。
プロジェクトのおかれている環境を考える
SWOT分析
PM2009_04.pdf
PM2009_04SWOTbyStudents.pdf