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クロヤギがTimeMachineでロシアのシロヤギに出会った

クロヤギ宣言をしたが、誰からも連絡がなく安堵している。
別にみんながこのブログを見ているわけではないけれど。

はからずもこのクラッシュでTimeMachineを利用した復元を初体験した。
その顛末。(以下、チラシ裏)

昨朝、出勤してパソコンをネットとTimeMachineに繋いだまま、ずっと夕方まで会議が続き、メールなどはただ自動的に受信をしただけであった。TimeMachineは勝手に定期的にバックアップをとっていた。

夕方、会議が一段落して席にもどり、メールを見ると未読が1000件以上あり、しかもさらに受信中であった。

いくらなんでも1000件はないわ、と思ってみると、ロシア語の標題がならんでいる。私にはロシア語のメールを送ってくる知人はないし、英語部分を見る限りではどれもスパムだ。宛先は前職のアドレスで、そこからの転送である。

これは気持ち悪いなあ、とまずは受信を止めようとしたがうまくいかず、業を煮やして Mail.app を強制終了。私のメインのPOPサーバーにWebメール経由でアクセスし、前職アドレスあてのメールは受信しないようにフィルター設定。これで新しいのは増えない。POP側に溜まった、まだローカルに転送していないメールを削除。オフラインにしてMail.appを開いて受信済のものを削除しようと、スマートメールボックスをつくってみたら、ビーチボールがまわって戻ってこない。option+command+escも効かないし、他のアプリへ移ることもできない。強制再起動する。

何度かスパム1000通の受信箱からの削除を試みるが、ことごとくフリーズして再起動。

あきらめて家に帰る。

自宅でも同じことを繰り返すうちに、ログインしてもFinderが起動しなくなり、Dockが異常終了するなどするようになる。電源ボタン長押しして、shiftを押しながら再起動して、セーフブート。こんなときのためのテスト用アカウントからログインするとこっちは大丈夫。メインのアカウントだけの問題なのであった。

…ということがわかったものの、私のスキルでは、テスト用のアカウントから手を回して、メインのアカウントを修復する方法がわからない。何が「こんなときのため」だってんだ。

あきらめて寝る。

今朝、出勤してLeopardのDVDから起動。メディアがDVDでも長押しするのはCキーである。(CD-ROMのCだと思っていたけど違うのかな。)

ユーティリティメニューにTimeMachineからの復元という項目がある。
いつの状態に戻したいか、というリストがあらわれる。最新のもの、昨日13時ごろのものを選ぶ。200GBのディスクの復元にはFirewire400接続で3時間を要した。

それで、一応もとにもどって今に至る。

TimeMachineの他に、SuperDuper!でつくった起動可能なクローンのバックアップがあるが、これは手動で時々やっているだけなので数日前のものだった。こっちから復元していたら、ロスは今回の比ではなかっただろう。

TimeMachineのバックアップに助けられた。

復元されたMail.appの受信箱には、受信しはじめたところだったなのであろう、100通ほどのロシア語のスパムメールが受信済となっていた。これが1000通なら、ふりだしにもどる。

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» root権限でFinderを起動 送信元 jm@foo
検索してみると意外に見つけにくい情報のようなので、メモ。... [詳しくはこちら]

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2008年05月27日 20:21に投稿されたエントリーのページです。

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