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2008年10月 アーカイブ

2008年10月07日

ハウスレクチャ 韓亜由美 2008.10.24

houselecture08_AyumiHan_1024

4月の予定がお体の都合でキャンセルとなっていた、韓亜由美さんをむかえてのハウスレクチャが、今月24日に行われます。以下、告知をそのまま。

東北大学の堀口です。次回のハウスレクチャのご案内です。
今回は、10月24日(金)19時から、仙台市卸町の阿部仁史アトリエにて開催します。
ゲストは、4月に予定していた韓亜由美さんです。
韓さんは「アーバンスケープアーキテクト」として、高速道路などのインフラストラクチャ、工事現場の仮囲いなど、これまでデザインが関与してこなかった領域を開拓しつつ、速度や変化、シークエンスを含み込んだ新しい都市風景およびその体験の創出を展開しています。また、さまざまな仮囲いデザインを集めた写真集『工事中景』の著者としても有名です。
申し込み〆切は10月20日(月)、定員50名(先着順)です。
早めにお申し込みください。
申込先:houselecture@a-slash.jp


愛知淑徳中学校・高等学校の「関係性のデザイン」をめぐって

と題する研究集会が開かれます。告知が続きますが。

新築ピカピカの見学会ではなく、すでに使われて様々な「発見」を経た建築を、設計者と使用者とともに見学し、意見交換する機会は非常に貴重かと思われます。発表者の近藤伸亮さんは産業技術総合研究所でより一般的な設計方法論を研究しておられる方で、建築業界にとどまらない議論の展開が期待できます。

名古屋近辺で設計方法論に関心のある方はぜひご来場ください。

設計方法小委員会拡大研究会・第67 回空間研究小委員会研究会
愛知淑徳中学校・高等学校の「関係性のデザイン」をめぐって

21 世紀に入り産業革命以降の資本主義拡大経済におけるデザインパラダイムは、地球環境問題に象徴されるように転換を迫られている。建築設計も状況は同じで従来の用途・機能的でかつスクラップアンドビルドの考え方では社会的責任を果たせず、新しい価値創造に向け、ローカルナレッジを如何
に獲得し、そこに新たな関係性を見いだし具体化していくかが大きな課題である。設計方法小委員会では、「関係性のデザイン」として、全体と部分、建築と周辺環境、デザイン要素間、主体間、経済社会状況などのさまざまな「関係性」をどのようにデザインに具現化していくか、その新たなとらえ方を模索している。
今回はその一環で、名古屋の都市部に建つ私立の女子中高一貫校である愛知淑徳中学校・高等学校の建替事例を取り上げた拡大研究会として、空間研究小委員会と共催とし、デザインやそのプロセスにおけるさまざまな関係を明らかにしていきたい。
この学校の特徴としては、斜面と既存建築群に組み込む配置、普通教室と職員室のガラス張りの廊下が囲う中庭、ロッカースペースのある普通教室、集会スペースを含んだエントランスホール、造付け家具や特注生徒机など建築と家具の一体的デザイン、旧校舎からの継承、ヒアリングや実測を重ねた
詳細な検討、旧校舎を使いながらの建替え、アトリエ事務所と組織事務所との共同設計などがあげられる。
研究会では、校舎を見学した後、建替え計画に関わった教員や設計者の方々のお話を伺い、それらを通じてデザインプロセスを総合的に理解しながら、さまざまな関係性について議論したい。
共催 建築計画委員会 計画基礎運営委員会 設計方法小委員会/空間研究小委員会

日時 10 月24 日(金) 13:30〜16:30
*校舎見学:13:30〜15:00
*研究会: 15:00〜16:30
会場 愛知淑徳中学校・高等学校(名古屋市千種区)

研究会プログラム
司会:本江正茂(東北大学)
記録:大西康伸(熊本大学)
 主旨説明/山田哲弥(清水建設/設計方法小委員会主査)
 (1)愛知淑徳中学高校の計画について/日色真帆(タラオ・ヒイロ・アーキテクツ、愛知淑徳大学/空間研究小委員会主査)
 (2)愛知淑徳中学高校の教育と環境/石川紘介(愛知淑徳中学高校)
 (3)愛知淑徳中学高校における関係性/近藤伸亮(産業技術総合研究所)
ディスカッション コメンテーター 積田洋(東京電機大学)

定員 40 名(定員になり次第、締切ります)
参加費 (資料代含む)会員1,000 円、会員外1,500 円、
登録メンバー1,200 円、学生500 円

申込方法 10 月13 日(月)までに、催し物名称、氏名、所属、連絡先(TEL・E-mail)、参加費種別、および当日議論・質問したい内容を漏れなく記入し、メールにて申し込む。申込者には後日、集合場所等をメールで連絡する。
申込先 事務局研究事業G 森田(morita@aij.or.jp)

2008年10月10日

『理系の人々』

を読む。


"理系の人々" (よしたに)

評判の"AB型自分の説明書" (Jamais Jamais) を読んだときには「別にオレはこんなんじゃないし」と思ったけれど、今度は否定できない。

これは私だ。

追記。著者のブログ

2008年10月12日

「地図展2008in仙台」

石川ハジメさんに教えていただく。こんな催しがあるとは知らなかった。

 

日本で最大の地図のイベントである「地図展」を、10月23日から26日までの4日間、 仙台駅前の仙台市情報産業プラザ ネ!ットU(アエル5・6階)で開催します。

[From 「地図展2008in仙台」]

 

今年の創造工学研修の段取りを再構築中。

2008年10月13日

落下の王国

を見た。

映画「落下の王国 - The Fall -」オフィシャルサイト

失意のスタントマンの語る物語を聞きながら、映画を観たことのない五歳の女の子が空想する物語世界の映像。色鮮やかで濃密で奥行きがなくフラットな空間。ものすごくゴージャスな「オズの魔法使い」(誉めてます。)

主演の女の子、カティンカ・アンタルーが圧倒的な存在感で、これは「ミツバチのささやき」のアナ・トレントに通じるワンチャンスの映画だったのだ。

ロケ地の豪華さが宣伝文句になっていて、確かに絵に描いたような砂漠や、壮麗な建築空間が次々と出てくる。インドではタージマハルも出てくるが、あれは墓で内部空間はあまりないので、むしろ物語が進むのは、「ブルーシティ」ことジョードプルの城塞ウマイドバワンパレスや、アグラ郊外にある廃都ファテプルシクリ などにおいて。もちろん、架空の場所として出てくるので、特定されるわけではないけれど。

撮影にはCGを使っていないという触れ込みだが、実際は余計な手摺や観光客はCGで消しているのだそうだ。インドというのは本当にフォトジェニックで、映像で見るととても崇高に見えるのだけれども、実際の場所はものすごい喧騒に支配されている。音を消し、人を消すと、ファテプルシクリもこうなるのだね。

後半、突然、昏睡した女の子が目覚めていくシーケンスに、クエイ兄弟のような人形アニメが挿入されるのにはおどろいた。(クエイ兄弟ではないらしい。)

グーグリ グーグリ グーグリ 消えうせろ!

2008年10月24日

ドバイの施工精度

「ありえない!!建設現場の真実」 - ヤマシログ経由で、図面と建造物の関係、ひいては記号と物との関係にかかわる非常に興味深い事例を知りました。

 

我々設計者は図面で変更があった箇所を施工者に伝えるために REVISION CLOUDS(雲形のマーク)というものを図面に記入します。 世界共通のルールだと思いますが。。。例えばこんな感じ。 img_860756_45173075_0 で、こんな写真が送られてきました。 img_860756_45173075_1
[From ありえない!!建設現場の真実 - dxb-Arch-LIFE : ドバイ-建築-生活 - Yahoo!ブログ]

 

さらに衝撃的な事例が、もうひとつ紹介されてます。
恐るべき精度で施工された大理石の床の写真はぜひ下記の記事から。
ありえない!!建設現場の真実 - dxb-Arch-LIFE : ドバイ-建築-生活 - Yahoo!ブログ

ある意味施工精度は高いわけですが、これさ、一段増えちゃってるよね。

2008年10月27日

安藤忠雄氏 講演会 11月5日

TadaoAndoLectureSendai20081105

来る2008年11月5日、世界的な建築家、安藤忠雄氏が仙台にて講演会をひらきます。

テーマは「可能性は自分でつくる」
建築がご専門の方でなくてもお聞きいただける内容です。
入場は無料。お誘い合わせの上、どなた様もふるってご参加ください。

会場は、東北大学百周年記念会館。
阿部仁史アトリエの設計による鮮やかな改修も見物です。
http://www.bureau.tohoku.ac.jp/hagihall/top.html

この情報の転載・リンクは大歓迎です。
ぜひ広くお知らせください。


新しいチラシをダウンロードできます。(10月27日更新)

建築家 安藤忠雄氏 講演会
「可能性は自分でつくる」

東北大学100周年記念会館竣工記念 東北大・河北新報社「東北みらいプロジェクト」
主 催|東北大学大学院 都市・建築学専攻
後 援|東北大学大学院工学研究科、河北新報社、日本建築家協会東北支部、(社)宮城県建築士事務所協会、(社)日本青年会議所建設部会宮城建設クラブ
協 力|東北工業大学、宮城大学、東北芸術工科大学、宮城学院女子大学、東北文化学園大学
協 賛|清水建設、大林組、鹿島建設、大成建設、竹中工務店
日 時|2008年11月5日 (水) 18:00 - 20:00 (17:30 開場)
場 所|東北大学百周年記念会館川内萩ホール
入場料|無料
問合せ|022-795-7888 (都市・建築デザイン学講座)
※当日は安藤忠雄氏による著作へのサイン会があります。
※当日先着順でも入れますが、事前に問い合わせ先までご予約いだければ確実です。

(10月27日、情報更新にともない、エントリの日付を変えました。)

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