メキシコシティの郊外にて
これはすごい。ブールバールが微妙に斜めなのがたまらん。
GoogleMapsでみるならこうだ。
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これはすごい。ブールバールが微妙に斜めなのがたまらん。
GoogleMapsでみるならこうだ。
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を読む。
ドナルド ショーン『専門家の知恵―反省的実践家は行為しながら考える』
邦訳題が軽薄な感じで自己啓発本のような響きですらあるが、副題に入っている「反省的実践家」="Reflective Practitioner" が原題である。
技術的合理性にもとづいて知識を行使する技術的熟達者(technical expert)から、行為の中の省察(reflection in action)にもとづく反省的実践家(reflective practitioner)へと、専門家(professionals)像をシフトしようという構想。
研究室でやる読書会のネタ探しをしていて、おもわず読みふけってしまい、ついでに書架の奥からテリー ウィノグラード『ソフトウェアの達人たち―認知科学からのアプローチ』を発掘して、ドナルド・ショーンのインタビューまで読んでしまい、さらに参考文献数冊を注文した。こういう、ひとり盛り上がりは久しぶり。とても幸福である。そんな暇があったら早く仕事しろ、という声が聞こえてくるような気もするが、これも仕事ですから。
この本については、二年ぐらい前にも書いた。
邦題が気にくわないと、この時も書いている。進歩のない話だ。きっちりまとめて講義で話す、という約束は、来年度のITコミュニケーションデザイン論で果たされるはずですので、ご期待ください。
mixi の利用規約が変わるそうで、これは物議を醸しそうだ。
「平成20年4月1日 制定」予定の、「mixi 利用規約」によれば、
第18条 日記等の情報の使用許諾等
1 本サービスを利用してユーザーが日記等の情報を投稿する場合には、ユーザーは弊社に対して、当該日記等の情報を日本の国内外において無償かつ非独占的に使用する権利(複製、上映、公衆送信、展示、頒布、翻訳、改変等を行うこと)を許諾するものとします。
2 ユーザーは、弊社に対して著作者人格権を行使しないものとします。
附則
1 本利用規約は平成20年4月1日から施行します。
2 本利用規約の施行前にユーザーによって行われた行為についても本利用規約が適用されます。
現状の規約には、この項目はない。
ただし、現行の「mixi動画利用規約」には、
第8条 動画等の使用許諾等
1. 本サービスを利用してユーザーが動画等を投稿する場合には、ユーザーは弊社に対して、当該動画等を日本の国内外において無償かつ非独占的に使用する権利(複製、上映、公衆送信、展示、頒布、翻訳、改変等を行うこと)を許諾するものとします。
2. ユーザーは、弊社に対して著作者人格権を行使しないものとします。
関連:スラッシュドット・ジャパン | mixiが規約変更予定、日記の無断出版が可能に
# エイプリルフールか?
追記:mixiが追記のお知らせを出してる。
を読む。
アップルをはじめとする具体的な企業の事例と、様々な領域の理論とを接続する該博な知識で、昨今のバズワードとなっている「イノベーション」や「クリエイティブ」をめぐる諸概念を一気にマッピングしてくれる。
「真摯さ」がキーワードとなっていることが興味深い。
たとえば、低公害エンジンを開発し、これで世界一になれると喜んだ本田宗一郎に、我々は空をきれいにするためにやっているのだ、トップスリーに勝つことなど問題ではない、と反発したスタッフの真摯な姿勢。
英語なら sincere。
建て前見てくれ虚栄を捨てて
求むデザイン 真摯あり
このサイトのモバイルバージョンは、MT4i を使わせていただいた提供している。機能的にも申し分ないのだが、iPod touchでみると少々寂しい画面であることは否めなかった。
そこで、「TechCrunch Japanese アーカイブ » サイトをiPhone対応に一発変換できる「MoFuse」」で紹介されていた、MoFuse に登録してみた。
ちゃんとインタラクティブに動作するプレビューで内容を確認できる。
現状では、コメントやエントリ管理の機能はなく、閲覧するだけなので、MT4i を代替するものではない。
で、献堂40年にあたって行われた大改修が完成したのを記念する展覧会をみてきた。山代悟さんや日高仁さんのユニット、Responsive Environmentの仕事である。
東京カテドラル聖マリア大聖堂大改修記念展
+空間パフォーマンス「SOFT ARCHITECTURE @ St.Mary's Cathedral, Tokyo」
江戸川橋の駅から目白坂をのぼると、小雨混じりの暗い夜空を背景に、特徴的なスカイラインのカテドラルがあらわれた。
もっと爆発的な光量のライトアップを想像していたので、やや拍子抜けする。
まず、聖堂の歴史を写真で見せる地下聖堂を経て、丹下健三の墓所へ。私はクリスチャンではないので、こういうところで、どんな作法で祈ればよいのかわからず戸惑う。
墓所の並ぶ細く長い地下の廊下を抜けて、4枚のHPシェル面で包まれた大空間へ出る。
オルガンの音が静かに響いている。
床から壁面をなめるライトアップ。
LEDの光源が滑らかにその色彩を変化させる。
昼の聖堂は、スカイライトからのコントラストの強い光を受けた壁の量感が圧倒的な空間なのだが、このじわっと変わり続ける人工照明の下では壁の質感はむしろ後退し、抽象的な印象が強まっている。
かなりの数の観客がいるのだが、みんながゆっくりとキョロキョロしている。普段なら十字架や説教壇などが視線を受け止める焦点となっているのだが、今夜はそれら特別扱いされていないので、観衆の視線はどこにも集中することなく、壁面を滑り続けているのだった。山や海の広大な景色を遠く眺めるのとも、装飾に覆われたロココの室内に忙しく視線を走らせるのとも違う、ゆっくりとカメラがパンするような視線の運動は、あまり体験したことのないものだったと思う。
flickrにあげた写真は「星空モード」の長時間露光なので、実際にはこんなに明るくない。
やっとできました。
3年くらいかかったなあ。
「こんどのMAPは でっかい。海越え 山越え 建築めぐり」と帯にありますように、TOTOの定番、建築MAPシリーズはずっと都市ガイドだけだったのですが、この九州/沖縄が、はじめての広域地域ガイドになってます。
構成もかなり新しくなっていて、重要な作品は複数の写真や図面、スケッチなどで詳しく紹介しつつ、解説こそないけれど写真付きの作品も数多く載せてます。九州に特徴的な炭坑や土木施設などの近代遺産や、伝統建築についてもかなり載せているのも特徴。
まだアマゾンにはないようだけど、来週には書店には並びます。
2000円。
ご笑覧くださいませ。
↓アマゾンでも扱いはじめました。
TOTO『建築MAP九州/沖縄』
映画「マイノリティ・リポート」でトム・クルーズがジェスチャーで操作していた半透明大画面風のインタフェイスが、CeBIT 2008に出展されていたそうだ。映画の設定は2054年だったけど、案外早く実用化されるのかもしれない。
動かしている人たちが楽しそうに、他の人たちを顔を見合わせているところが、こういう空間化されたディスプレイ装置の味噌だ。
ハウスレクチャのご案内です。
今回は、4月18日(金)19時から、仙台市卸町の阿部仁史アトリエにて開催します。ゲストは、さまざまな仮囲いデザインを集めた写真集『工事中景』の著者としても有名な韓亜由美さんです。韓さんは「アーバンスケープアーキテクト」として、高速道路などのインフラストラクチャ、工事現場の仮囲いなど、これまでデザインが関与してこなかった領域を開拓しつつ、速度や変化、シークエンスを含み込んだ新しい都市風景およびその体験の創出を展開しています。
申し込み〆切は4月14日(月)、定員50名(先着順)です。早めにお申し込みください。
申込先:houselecture@a-slash.jp
河北新報ニュース 「みちあむ」突然閉館 特定財源無駄遣い批判を意識? 仙台:
全国唯一の「道路博物館」とされる東北地方整備局の道路資料館「みちあむ」(仙台市青葉区)が、何の前触れもなく閉館していたことが18日、分かった。
この施設、私の通勤ルートにあるのだが、クルマ以外では接近しようもない道路網の内側、公共交通ではとてもいけないという博物館にはありえない立地で、きっと特定財源系のナニカなのだろうと思っていたら、突然閉鎖したとのこと。こうなる前に行っておくべきだった。でもさ、どっからアプローチするのかよくわかんなかったんだよな、ホントに。
安全運転の心がけにも限界はあるから、機械仕掛けでもなんでも、使えるものは使うのがいいと思います。これで他の車両に轢かれなければいいんですが。
フィリップ・スタルク「デザインに嫌気」、2年以内の引退を表明 国際ニュース : AFPBB News:
スタルクは「私がデザインしたもの全ては不必要だった。2年以内には確実にリタイアし、何か他のことをやりたい。まだそれが何かはわからないけど。自分を表現する別の手段を見つけたい。デザインとは、忌むべき表現形式だ」とコメント。
「今後デザイナーはいなくなるだろう。将来のデザイナーは、パーソナルコーチや、ジムのトレーナー、ダイエットコンサルタントになるんだよ」
デザインには、モノや仕組みを介して広く、時間と空間の限界を超えて、誰かにコミットできることの喜びがあると同時に、モノや仕組みを介して遠く、間接的にしかコミットせざるをえないことの限界というのも確かにありますね。