colors workshop 2007 杜都新生
Originally uploaded by Masashige MOTOE.
秋の恒例、東北工業大学建築学会による、colors workshop 2007 に講師として招いていただいた。講師は、平田晃久さん、長谷川豪さん、mosakiの大西正紀さんと田中元子さん、南泰裕さん、槻橋修さん、堀口徹さん、中田千彦さん。豪華。
前日は雨で寒かったので心配していたが、初日はまずまずの天気。
テーマは「杜都(モリノミヤコ)新生」。グループのメンバーとアイスブレイクのあと、仙台の街と緑の関係について議論しながら、2時間ばかり市内を散歩。一番町ロビーに戻って簡単にふりかえり。
翌朝、講師陣は菅野美術館の「田中泯+平間至写真展」などを見た後、プレゼンテーション会場となる広瀬川河畔の米ヶ袋スポーツ公園に。いろいろなインスタレーションがすでにセットされている。近くでは幼稚園の芋煮も行われている。
投票結果が拮抗する中、本江は森と川の関係に着目したYELLOWチームを推したが、議論の末、優勝は地下鉄東西線のトンネル内にケヤキの根のオブジェをセットして杜の記憶を喚起させるというGREENチームに決まった。
写真のMINTチームは、仙台市内で並走する三本の並木道と平行する軸線に風船を並べたインスタレーションで、仙台の緑地構造の一端を現出させるもの。これもかわいくてよかった。
都市と緑の関係を考えるには、地形や道路線形やゾーニングとつながる都市構造的な観点と、植物の直接的な使い方というか関わり方の観点とがありそうで、私は前者の視点があるものを応援したのだが、これらはこの会場でのプレゼンテーションには工夫がさらに必要だったということかもしれない。
今日の庭や並木や植木などの植物の使い方は、どれもかつて誰かが発明した方法なのだから、現代のわたしたちにも植物の使い方そのものの発明が可能なはずだという平田さんの言明には共感。それが何かはまだわからないが。
いつもながらcolorsの水際立った運営には脱帽。
最後は風船を飛ばして、暮れゆく大きな秋の空を皆で見上げた。
コメント (1)
ご参加いただき本当にありがとうございました。
私自身とても楽しむことができ,とても刺激的でした。
colors workshopは私にとって毎年リアルな勉強といったカンジです。
また来年もよろしくお願い致します。
東北工業大学
進藤由希
投稿者: shindo | 2007年10月23日 03:34
日時: 2007年10月23日 03:34