ということで手に取る。
東洋経済新報社『一橋ビジネスレビュー 55巻2号(2007年AUT.) (55)』
日産の中村史郎や慶応の奥出直人などが寄稿。
当たり前のことしか書いてないと思う人と、
何が書いてあるのがサッパリわからんと思う人とに、
きれいに分かれてしまうのではないか。
経営者もデザイナーもどちらも。
それぞれの論考は面白く読めるけれども、
隔靴掻痒の感がある。
なんだろうなあ、これは。
深澤直人のインタビューもあり、いつもの同じような話ではなく、経営者とわたりあう作法を語っていておもしろい。
あわせて読むとおもしろいんじゃないかと思って、佐藤 悦子『SAMURAI佐藤可士和のつくり方』も入手したところ。
いずれも吉橋先生のところで取り上げられていたもの。いつもありがとうございます。
Information Design?!: デザインと競争力
Information Design?!: SAMURAI 佐藤可士和のつくり方
コメント (1)
取り上げていただきありがとうございます。(急にアクセスが増えたので焦りました(^^;)
「デザイン」という「活動」を経営の文脈に載せようとすると、どうしても言語化する必要に迫られます。デザインの本質的な部分は、なかなか言語になりにくいというのもまた事実なので、しっくりこない感じは否めませんね。
「経営資源としてのデザイン」「デザイン・マネジメント」というのが二つの本の主題ですが、もうちょっと大きな枠組みで「デザイン」をとらえている経営学の分野もあって、いま学んでいる最中です。「知識経営」とか「イノベーション」の領域で語られる内容の多くは、使う用語は違いますが「デザインの活動」そのものだったりします。
デザイナーにならない人(ビジネスパーソン)が、「デザイン」を本気で学ぶ時代が来ると、デザインを取り巻く状況も大きく変わると思います。(^^)
投稿者: よしはし | 2007年09月20日 11:32
日時: 2007年09月20日 11:32