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iWork08とiLife08

さっそくアップルストアで入手。以下、ランダムにメモ。


  • インストールは結構時間がかかる。
  • iPhoto
    • いきなりソフトウェアアップデートがかかってv.7.0.1に。
    • フィルムロールはイベントってものになった。分割したり結合したり写真を移動したりがフィルムロールよりはずいぶんやりやすくなってる。
    • 写真の読み込みも、いったんサムネールが読み込まれるので、出来事としてのまとまりごとに選択して読み込んで「イベント」にできる。
    • お散歩写真のように、特定のイベントのまとまりをなしていない写真については、適当な名前のイベントをつくっておいて、読み込んだあとで動かすようなことになるか。
    • 左下でできたカレンダーでの選択表示がない。全体がカレンダー的になって、イベントという概念ができたともいえる。
      従来型のカレンダーの検索は、ウィンドウ下部の検索窓の中にあった! RYFM


    • DashoboardのChronicle Albumは落ちる。アップデートを待つ。(追記 2007.12.2:Leopardにしてから試してみると問題なく動作する。私の環境の問題だったのかも。)
    • アイコンが今風のシンプルなカメラ。Panasonicのみたい。

  • Keynote

    • テーマが増えた。
    • 操作関係には大きな変更はないようだ。
    • PostItのように画面にコメントを貼り込める。発表者ノート同様、発表者には見えるが、観衆には見えない。
    • ライトテーブルのサムネイルのサイズが大中小から選べる。

  • Numbers

    • デフォルトの字が小さいなあ。
    • グラフの見栄えがいい。これまでグラフを描くためだけにKeynoteを使ったりしてたけど。
    • ヒストグラムを作るとか、ちょっと込み入ったことはできない。
    • マクロもないみたいだし、Excelとははっきり違う方向性。結局Excelは手放せないようだ。
    • ワープロがわりに何でもExcelでつくる人には、Numbersはむかない。
    • 山田祥平のRe:config.sysにNumbersの記事が出た。
      過去の表計算ソフトは、セル数の多寡はメモリ空間やプロセッサの処理能力に左右されながらも、あくまでも実用上無限大の数表を用意するだけだった。

       ところが、Numbersは、その概念を根本から塗り替えた。Numbersが用意するのは、無限大の数表ではなく、無限大のシートなのだ。その電子のシート上に、オブジェクトの1つとして、数表を配置する。シート上には、数表に限らず、文字、図形、グラフなど、さまざまな種類のオブジェクトを置くことができる。最初に用意されるのは、あくまでもシートなので、そこに置かれるオブジェクトが、特定の数表のセル幅や行の高さに影響を受けることはない。異なるレイアウトの数表を上下左右自由にレイアウトして配置できるのだ。
      (中略)
      Numbersにとって、数表は、シート上に配置できるオブジェクトの1つにすぎない。そういう意味では、ソフトウェアの名前はSheetsとするべきだったかもしれない。ページに区切られることのない新たなスタイルのコンテナだ。
      山田祥平のRe:config.sys「Excelはいつも仲間はずれ」


      「Pages」に対して「Sheets」という名前にすべき、なんでも入れられるコンテナなのだ、という指摘は目からウロコ。しかし、最初からSheetsだったら何のソフトかわからないかも。ダイナミックなピンナップボードというイメージなら共有できるかもしれない。無限に大きな壁で、なんでも貼れる。でも、そういうのはネットワークアプリとして提供されるべきだろうし、やっぱり画面はもっともっと大きくして、空間化させないと仕事にならないよなあ。

      ところで、印刷する紙の単位すなわちページの概念で全体をしばるPages と 無限大の一枚のシートからなる Sheets=Numbers という対比にそって考えると、iWorkにはもうひとつ、Keynoteがある。これは、スライドの概念で全体をしばっていることになる。

      ゆくゆくはこれらのアプリはもっとシームレスに統合されて、まずSheets=Numbersにデータやオブジェクトをならべて意味の構造をつくっておいて、人に見せるために切り取る単位としてページやスライドを使って、Pages や Keynote に出力する、という使い方になるのかもしれない。

      しかし、自分で言って見たものの、ページやスライドの枠組みなしで、意味の構造を作ることができるのかどうかはあやしいのだけど。

      この問題は、3D CADでつくるBIM (Building Information Model) と、平面図や断面図の関係と通じるところがある。3D CADでは、まずBIMを電子的に構築しておけば、任意の位置で切ればたちどころに平面図でも断面図でも作ることができるのです!という。しかし、「まずBIM」というのが、思考の順序として可能なものなのか。

  • Pages
    • 起動が遅いのは相変わらず。

コメント (1)

そこでアウトラインプロセッサはどう位置づけられますか?

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2007年08月08日 17:01に投稿されたエントリーのページです。

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