ドラム缶はただ積んであっただけに見える。固定もされずに。
東京新聞:東電柏崎刈羽 消防設備、耐震に問題 廃棄物ドラム缶の写真公開:社会(TOKYO Web)
初期消火の失敗は、地震で消火設備が破損したためだという。
地震は地震、火事は火事。
地震で火事が起きるとは予想外でした、と。
風が吹いたら桶屋が儲かる、って落語ほどの、息の長い想像の連鎖が必要なことではない。
ごくわずかな論理のステップで、想像できるはずのトラブル。
省みれば、地震のニュースがあるたび、身の回りの本棚など見渡して、これが一度に落ちてきたら死ぬかもしれないな、と思っている。硬くて重い本も少なくないし、高いところに置いてあったりもするし。さすがに本棚そのものは一応固定してあるが、その強度については心許ない。だからといって、本を固定してみたり、重い本を下に移してみたり、したことは、ない。
想像のいたらなさと、想像と行動のギャップと、両方の問題。