最終回。プロジェクトのおかれている環境を考える。
各自がいま取り組んでいる卒業研究プロジェクトをSWOT分析してみる。
PM2007_06.pdf
期末レポートは課さないことにし、授業中の発表内容、提出物の内容に基づいて成績をつけます。
新しいこの科目をはじめるにあたり、PMBOKなどで確立された概念とその体系をバリバリと語る講義にするか、それとも作業を多く取り入れたワークショップ形式にするか、迷っていたのだが、蓋を開けてみると、履修者はごく少人数であったので、後者のスタイルで進めた。幸い、履修者諸君の積極的なコミットメントを得られた。議論を通じて、プロジェクトマネジメントが、いまここにある身近な課題に取り組むためにも役に立つ、ダイナミックな方法論であることは共有できたのではないか。
しかし、その分、情報の注入は十分ではなかったと認めざるをえない。組織論とか、変更管理とか、大事なことがごっそり抜けた。だから将来、「プロマネの単位とってるくせにこんなことも知らねえのかよ」と言われる可能性はあるだろう。履修者のみなさんには、ぜひあらためて参考文献を繙いてもらえればありがたい。