7月12日-13日と、京都工芸繊維大学の新世代オフィス研究センターの合宿に行ってきた。仲隆介さんがセンター長。産学協同で、新世代のオフィスを研究しようというもの。建築、事務家具、情報機器、FMなどの各社が参加。大学側も建築やFM系だけでなく、経営学や認知心理学などの研究者が集まる。
各社の研究提案をもとに、三つの部会が作られた。評価手法、プロトタイプ、知的生産性とワークスタイル。私は宮城大の茅原さんとともに、プロトタイプ部会でファシリテータを務めた。ずっとファシリテータだけをやるつもりなのではなくて、共同研究者としてコミットをしていく予定。
まだ明瞭な方法論を考えることができたわけではないのだが、自分だけだとつい上滑りしがちな議論が、経験豊富な企業のみなさんの現場の実感とすり合わされて、リアリティの高いものになればよいなと期待している。2012年、日本、スケーラビリティ、同期/非同期などが論点。
南禅寺の門前に泊まり、朝の境内を下駄で散歩。平明で雄壮な山門と本堂。
疏水水道橋である水路閣の境内への突き刺さり方はポストモダンなジャクスタポジション。