を贈り物で使おうと盛岡まで行ってきた。
仙台から170kmぐらい。高速で二時間ってところか。
いくつかのお店をまわり,鈴木盛久工房に行き着く。
南部鉄器というと男性的で野太いイメージ(もちろんそこがいいのだけど)があったのだが,ここのは大変に繊細な細工と柔らかいフォルムで,全然他と違っている。聞けば現在の十五代鈴木盛久は女性なのだそうだ。
求めたのは「天蓋香炉」。中尊寺の天蓋の形を写したものだそうだ。大きいのと小さいのとあって迷うが,姿と細工の緻密さとのバランスから小さいほうにする。
私はお茶はやらないのだが,釜はどれもとても美しく,無性に欲しくなった。松葉の紋とか蜻蛉とか,いいですなあ。
こういう道具道楽系の趣味はアブナイ。