中学生をICタグで監視する実証実験の報告書が公開された。
ドキュメント/大阪安全・安心まちづくり支援ICT活用協議会のサイトから報告書がPDFでダウンロードできる。
今回の調査の大きな効果として、実証実験開始後、学校付近での不審者徘徊の報告件数が減少したという点が挙げられる。実証実験とはいえ、安心安全のたのシステムを導入しているという事実が、子どに対する犯罪の抑止力になっていると感じており、マスコミの報道の効果あったと捉えている。(同報告書p.26)
たしかに威嚇効果はあるだろうな。虎視眈々としている人たちがいるとわかっていれば,やましいところがなくても不審者と思われちゃ嫌なので,近くを通らないようにするかもしれないし。
この実験で,利用者がどんな気持ちになるのかということと,技術的にどんなトラブルが起こりうるのかを知ることはできるだろう。ただし,犯罪を未然に防止することができたと立証することはできないのだ。犯罪は起きなかったのだから。