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JIA 建築セミナー 「誰かのためのイス」プロジェクト

JIA建築セミナー
建築家スタジオ2006
建築の未来は、ナマヤサシクない!! 

という連続セミナーのひとつとして,小野田泰明さんと一緒に「『誰かのためのイス』プロジェクト」と題したスタジオを担当することになりました。延べ4日の集中的なワークショップです。

上流/下層の二分化が進行する社会。これが事実とすれば、我々は社会をどのように構築していくべきでしょうか。本スタジオでは、哲学者ハンナ・アーレントが「誰かのためのイス」と表現したように、他者に対する豊かな想像力こそ社会の紐帯であるとの仮説に立ちます。実際の地域に「誰かのためのイス」と呼びうる空間を設計することで、あるべき社会像に向けてのデザインの可能性を探るものです。

優れたデザインには、優れたプログラミングが不可欠であり、その習得のため以下のプロセスを採用します。
1)実在のエリアを設定し、コミュニティのリアルな状況をくみ上げる方法を身につけます。
2)お年寄りが地域で生活を継続出来るよう創設された公的制度の活用法を理解します。
3)それらを総合し、空間を埋め込む方法をデザインします。

理解を助けるため、気鋭の高齢者研究・設計者のレクチャー、都市再生実践者によるタウンオリエンテーリングなどを織り交ぜます。

ゲスト講師に大阪市立大学の三浦研さんと都市プランナーの川原晋さんを迎えて,盛夏の東京にふさわしい濃密な討議の空間がつくりだされることでしょう。

他のスタジオも充実したラインナップです。
少々費用はかかりますけれども,みなさまこぞってご参加くださいますように。

詳細はJIA建築セミナーのページをご覧ください。

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2006年05月22日 21:09に投稿されたエントリーのページです。

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