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ロードサイド・ファッション

オタクのファッションそのものにはなんの関心もないが,「国道沿いの衣料品店」というカテゴリーの成立過程と,その地方都市における位置づけは興味深い。

 最近、秋葉原で遭遇する東京のオタク達の服装が「脱オタクファッション化」しているのが観察される。一方、コミケ三日目の行列をみると地方の国道沿いで購入された服装を多々みかけるわけだが、その要因がわかったような気がした。地方オタクの母親が国道沿いの衣料品店で服を購入し続け、彼自身が母親の購入品を黙って身につける限り、国道沿い衣料品店の服は地方オタクから一掃されはしない。
地方都市と都市圏の断絶よりも地方町村(仮)と地方都市の断絶の方が深い。国道沿いでことがすんでしまう場合、地方の都市部にまで到達しないまま生活をする。ド田舎にいる場合、地方都市に行くことも大都市圏にいくことも気分、コストともにそんなに変わらない気がする。

地方都市と「地方町村」の断絶。断絶というよりは,茫漠とした広がりか。

すでに激烈な高齢化を遂げ,数年前から人口減少がすでにはじまっている地域。三浦展のいう「ファスト風土」が展開するのはこの領域だろう。仙台から東京を見ているだけだと,この領域はよく見えない。

via ARTIFACT@ハテナ系 - おかん服の生まれ方

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2006年05月07日 19:58に投稿されたエントリーのページです。

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