露光値を変えて撮った同じ構図の写真を組み合わせて、「妙にクリアな色と詳細が細やかなシュールな」「可能な限りの詳細が全て見える不思議な写真」を作るという技の紹介。
隅々まで適正露出の異様な世界。
ある意味,建築家のビジョンをそのまま取り出した写真かもしれない。
Wikipedia: High dynamic range imagingも参照のこと。
追記:
17% Gray 撮影日記にもHDRについて,もう少しつっこんだ説明がある。とりわけこの作例が素晴らしい。先に「建築家のビジョンをそのまま」と書いたときに,なんとなくこんな見え方のことを想像していたのだが,まさにその通りの画像。しびれた。
人間の目は白飛びや黒つぶれがありません。なぜなら255:1の8bit記録を遥かに上回る10000:1ものコントラスト差を識別できるほど肉眼というデバイスは優秀だからです。そのため最終的にHDRで作成した画像はまるで肉眼で見るようにとても自然に見えるはずです。しかし当たり前のようでいて、従来はなかなかなしえなかったことです。