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『考えるシート』

を読む。

山田 ズーニー,『考えるシート』,講談社,2005

著者はベネッセで小論文指導の方法を企画してきたプロデューサ。現在はフリー。
書くべき文章を複数の問いの連鎖に構造化したテンプレートを提示する。

たとえば,「おわび」を考えるシートは……

  1. 相手理解
  2. 罪の意識
  3. 謝罪
  4. 原因究明
  5. 今後の対策
  6. 償い
の6つの問いに答えていくというかたちになっている。

いってみれば,『鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ』の方法論をさらに一般化したかたちだ。

まずは,このテンプレートをつかって文章を書いてみることは,作文や手紙が苦手でどうにも手をつけられないという人には有効だろう。

さらに,大学などでまとまったレポートや論文を書き始めている人には,文章の主たる「問い」を意識すること。そして,立てられた問いを「よりミクロな」「より具体的な」「より易しい」(p.167)複数の問いに分解し,構造化するという方法を学ぶ必要がある。

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2006年04月15日 14:04に投稿されたエントリーのページです。

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