壊れたり使わなくなったりしたままそのまま置いてあった家のパソコンをリサイクルしてもらうために,仙台市指定業者へ自ら持ち込む。古いものなので,リサイクル「PCマーク」はついていないので,自己搬入が一番安いのと,どんなところなのか見てみたかったので。
それは,秋保温泉のさらに先にある。一本道に看板があり,迷うことなく到着。
敷地いっぱいに並べられたパレットの上に,CRTやPC本体,エアコンなどが積み上げられ,荷崩れしないようにビニールでラップされている。事業所から出たものらしく,同一機種がきっちりと積み上げられている様子は痛々しくも壮観であった。
個人持ち込みはそう多くないようで,敷地の片隅にほんの数台,バラバラの機種が転がっている。私の持ち込んだ物も,そこに置かれた。応対は丁寧で,手続きはすぐに済んだ。プリンタやコピー機は対象外とのことで,こちらは普通の粗大ゴミとしなくてはならないそうで,そのまま持ち帰ってきた。
事務室に掲示されていたパネルによれば,これらは細かく分解されてリサイクル処理され,たとえば金などが抽出される。廃棄するしかなくなるのは重量比で2%だそうだ。ばらさずにシュレッダー処理するタイプだと30%ほどが廃棄対象だということで,手間をかけることで,リサイクル率を上げることができているのだ。プリンタやコピー機は「鉱脈」としての価値が低いということなのだろう。
CRT一体型PC,CRT,PC本体各一台計三台で引き取り費用は4,000円弱であった。