『Web1.0では、ITはプロダクトだけれどWeb2.0では、ITはサービスなんだ!!』に反応してリンクを読み進む。
日本興亜損保 / 日本興亜損保ニュース 〜 社員が安心して産休・育休を取得できる環境整備に向けて 〜 退職者の会員専用Webサイト「日本興亜サポーターズ倶楽部」を開設します。(中略)
社員からは
・同僚に気兼ねなく育児休業制度を利用できるように、代替要員として経験者を派遣して欲しい
・朝だけ代りに勤務してもらえる短時間勤務の方を探してもらえないか
一方、OGからは
・子育ても一段落し、短期間(短時間)ならスキルを活かせる職場で働きたい
といった声が寄せられました。
そこでこれらの声を反映し、各種育児支援策の実効性を高めるために、『日本興亜サポーターズ倶楽部』を開発することにいたしました。
これにより、社員が育児支援をより受けやすくなるうえ、スキルを活かして働くことを希望する退職した元社員にとっても活躍の場が提供されることになります。
それなら退職者全員をデータ−ベースに登録しておいて何時でもメールを出してアルバイト募集すれば良いではないかと思われるかもしれませんが、世の中そんなモンではありません。交流が無い相手には人は冷たいのが世の常です。
退職者に会社同窓会を社交クラブ(ソーシャルネットワーキング)として提供し、彼女達が『働く気があろうと無かろうと』社交を楽しんでもらっています。そして『現役女性社員が産休、育児休暇で困っているんです!!』と訴えかけます。
その結果、結構、沢山の応募者があるそうです。
『会社は私達に自己表現や社交の場を与えてくれた。だから私たちもお返しをしよう!!』と言う『好意の返報性』が働きます。
また社交クラブ(ソーシャルネットワーキング)で何時も社交をすることにより、『私は会社に育ててもらったんだ』と言う『巻き込み効果』が強まります。また『皆が応募するなら私も応募しよう』と言う『同調効果』も刺激されます。
単なる退職者データ−ベースに会社同窓会SNSと言うITのサービス要素が参加者の動機付けを強めている訳ですね。(これは感動の活用です。)
このような退職者の社交クラブ(ソーシャルネットワーキング)は『明らかにWeb2.0の言うITサービス』と筆者は理解しています。
(中略)
Web2.0=『ITがサービスと言う意味を極めればこれほどの違いをもたらすのか』と最近、身にしみて感じています。 Web2.0の言うITサービスには明らかにブログやSNSなどのソーシャルメディアの持つ『感動の促進要素』が含まれています。
たとえばVOTで卸町に関わる人たちに感動を与えられるとすれば,どんなサービスによってであろうか。