を見てきた。上野の国立博物館平成館。はじまったばかりということもあって,小雨のぱらつく寒い平日の午後だったのになかなかの人出。
満喫。
私にかぎらず,運筆をなぞるように小さく指を動かすひとたちが会場にたくさんいる。読みにくいものでも,なぞってみると何を書いているかわかることも少なくない。ただ,詩歌漢籍の教養が足らないので,もうひとつ楽しみきれないのも残念なことだ。
書もさることながら,雲母刷りの料紙のあでやかさに目を奪われつつ,昨今見かける背景に模様があって読みにくいホームページも,1000年の歴史の発露かとも思われた。