『ミツバチのささやき』
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七月の終わりというのに肌寒い風の夜
「ミヤギ大キネマ」第一シーズン最終回
宮城大の池之端野外劇場特設スクリーンにて。
フランケンシュタインとの邂逅を経て生まれなおすアナの物語。
全編に鋭く立ちこめる死の匂いは,内戦下のスペインという舞台のせいか。
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七月の終わりというのに肌寒い風の夜
「ミヤギ大キネマ」第一シーズン最終回
宮城大の池之端野外劇場特設スクリーンにて。
フランケンシュタインとの邂逅を経て生まれなおすアナの物語。
全編に鋭く立ちこめる死の匂いは,内戦下のスペインという舞台のせいか。
話題になりつつあったが,とうとう俺のにも勃発。夏の訪れの故か。
Apple Support Discussions - 電源が突然落ちてしまいます。
■Weblog Behavior::■MacBook電源断&縞々
■Weblog Behavior::■怪しいぞ 10.4.7
妄想科學日報 - MacBook障害まとめ
PRAMリセット
PMUリセット
省エネ設定変更
…が対策三点セットらしい。
修理に出すとロジックボード交換とか。マジすか。今は無理よ。
追記(2006.8.3)
対策三点セットも甲斐なく、いよいよ日に何度も頻発するようになったので、オンラインで予約してからアップルストア仙台一番町に持ち込む。どうされました?との問いかけに、やおらバッグからMacBookを取り出して「電源が……」と言い出そうとするや、ああその件でしたかとの表情。ディスカッションボードも読んでいるとのこと。ログのチェックをして症状を確認。措置はロジックボードの交換。幸いにして在庫があり、明日には交換してテストを行い、問題なければ夕刻には退院できるとのことなので緊急入院となる。書類作成中に、負荷テストをしていると電源断が再現された。iTMSの認証を切り、新規アカウントでの自動ログインを設定して置いてくる。いくつかすでに事例があるようで、交換したロジックボードでは症状は出ていないとのこと。ただし、ロジックボードがはっきりと改良されているのかどうかは知らされていないのだそうだ。さて、うまくいくといいのだが。
再追記(2006.8.4)
夕方電話があり,修理とテストが終わったという。帰路,七夕の準備に忙しいアーケードをぬけてピックアップ。本来はもっと長い時間のハードウェアテストが必要なのだが,一応大丈夫であろうとのこと。いまのところ問題ない。保証期間内なので無料だったが,支払っていればロジックボード交換は12万円強。アップルへのロイヤリティを失わせるには十分な金額だな。さてさて。
田中浩也のPhotoWalkerと近いもの。
Web上の写真を集めて,自動的に画像解析して空間上に再配置して関係づける。
とにかくデモビデオを見よ。
これに基づいて展開したのがMicrosoftのPhotosynth
via nisshi.yugop
出生者を上回る死亡者があり,日本の人口減少が住民基本台帳ベースで確認された。
総務省(報道資料):
全国の人口は、調査開始(昭和43年〜)以来はじめて減少
(127,058,530人→127,055,025人 対前年 △3,505人)
自然増加数(出生者数−死亡者数)は、調査開始(昭和54年度〜)以来はじめてマイナス(△6,748人)
・出生者数は調査開始以来最低
(1,104,062人→1,065,533人 対前年度 △38,529人)
・死亡者数は調査開始以来最高
(1,051,082人→1,072,281人 対前年度 21,199人)
もっとも人口が増加したのは東京。神奈川が大阪を抜いて都道府県別人口で二位。首都圏への集中が強まるトレンド。
を読む。
デスクで書類が見つからず「この書架がググれれば……」と舌打ちしたことがあり,紙で届く資料の山を見て「紙じゃ検索できねえだろォが」と愚痴ったことのある諸兄にはおすすめ。
"Ambient Findability"とは「見つけやすさの環境」とでも訳されようか。単なるSEOの技術的ノウハウ本とはまったく違い,世界の検索可能性の拡大についての一般的考察になっている。経路探索をふくむ情報探索行動に関するデザインの問題を網羅的に扱い,ソシオセマンティックウェブやオントロジー/タクソノミー/フォークソノミーなどの話題にも触れる。読後には散乱したデスクも違う景色に見えてくるであろう。
ピーター モービル『アンビエント・ファインダビリティ―ウェブ、検索、そしてコミュニケーションをめぐる旅』浅野紀予訳,オライリージャパン,2006
機械式デジタル時計風スクリーンセイバー。Intel Mac対応で帰ってきた。
9031: Free Downloads: Screensavers
このページに出てくる四角い板は「フロッピーディスク」っていうものです。
を読む。
地図リテラシーについて。丸い地球を平たい地図に描くんだから,そもそも「嘘」は避けることができないんだよって話から,地図の表現を加工することで,商売的・政治的な意思をあからさまにあるいは密かに表現しようとした事例などがたくさん紹介される。惜しむらくは掲載されている地図に魅力的なものが少ない。
SquidSoap - Training Tomorrow's Great Hand Washers
子供に十分きれいになるまで手を洗わせるためのデザイン。
ポンプ式の手洗い石鹸容器。押すと手のひらにスタンプでマークがつくので,それが消えるまでよく洗いなさいと教える。15秒から20秒ほど洗えば消えるようだ。
FAQに「中身は普通の石鹸です」とあって笑った。
変なもんができてる。なんだこれ。
Google Mapsのサテライトで確認できます。
今度のハウスレクチャは,京都から梅林克さんが来られます。
●
東北大学の堀口です。Bccにてハウスレクチャのご案内をさせていただきます。次回は9月1日(金)19時から(開場18時30分)。今回はゲストにF.O.B.Aを主宰する梅林克さんをお呼びします。F.O.B.Aは、F.O.B.Coopの住宅ブランドとしても位置づけられ、工業化住宅と注文住宅という二極化された日本の住宅市場に介入する新しい商品住宅のあり方を提案しています。工業化された商品住宅ではない、ライフスタイルの多様化を加速するF.O.B.Aの商品住宅とはどういうものなのか。入場料は1000円。参加希望の方は8月25日までにこのアドレスにご返信ください。お待ちしております。
まんなかの集落は宮城県黒川郡大和町の吉岡。
川が谷をつくり,谷が田とされて,そのただなかに街がつくられたのだというのがくっきりとわかる。
山あいから平地にかけて田んぼの雪の解けていく具合が絶妙。さらに下流の青々と涼しい田んぼとはまた違う表情だ。
『10+1#42 グラウンディング』で石川初さんが,神田や渋谷の市街地はそもそも神田川や渋谷川という「川」の中にあり,我々が普段「川」だと思っているものはたまたま現在の「流路」に過ぎないというような意味のことを書いておられた。その原形というべき様子。
ことえりの反応の悪さに業を煮やして、egbridge Universalの体験版をインストールしてみた。基本的には反応もよくて良い感じなのだが、ectoでかなと英数字を切り替えられなくなった。ちょっと調べてみると同様のトラブルを抱えた方を見つけた。
私は日本語と英数字を使い分けるのに、もっぱらスペースバーの左右の英数キーとかなキーを押しています。(そのため、キーボードも断然日本語キーボード派です。)いつものように英数字を入れてから、かなモードに戻そうとかなキーを押したところ...かなモードに戻らないのです。しかも一度英数モードになってしまうと、egbridge関連のメニューがグレーになり、メニューからegbridgeに切り替えられなくなるのです。いったんFinderや他のユニバーサルバイナリ化されたアプリに切り替えないとegbridgeのかなモードに戻れません。これは大変不便。しかたないのでectoではことえりに戻して使っています。う〜む。
まったく同じ症状だ。
OSの再インストールとはまた難儀だなあと思ったが、「やはりATOKの残骸のせいでしょうか…」という記述をヒントに、手元の「ATOK」関係のファイルを検索してみると、なんとPreferenceにATOK14のフォルダが残っていた。いつのだよ、それ…。
egbridgeの最初の起動時に環境引き継ぎの処理が行われていたことから、いったんegbridge体験版をアンインストールしてから、もういちどインストールしなおしてみた。
結果、見事に症状は消え、こうしてectoが使えている。よかった。
追記:
ATOK14 for Mac OS/Mac OS Xって2001年だった。
を読む。
田中 優『戦争をやめさせ環境破壊をくいとめる新しい社会のつくり方―エコとピースのオルタナティブ』合同出版、2005
「エネ・カネ・軍需」の連鎖が、世界をからめとっている。これに対抗するための運動として、自ら政治家になって世界を変える「タテ」方向とも、身近な仲間に話を広げていく「ヨコ」方向とも違う、「ナナメ」の方向性、つまり「全く別な仕組みを考え、現実に新たなやり方をやってみせる方向性」が必要だとし、実際に非営利バンクの運営をしたりしている。
著者はmedia CLUBKING Podcastnewsなんかにも登場してる。
こんなふうに自ら新しく「ナナメ」の道筋をつくっていくというビジョンは、実に事業構想学的ではないか。
太陽光電池で動作する自律型の無線LAN基地局を配備して、途上国にもネットワークアクセスのインフラを提供しようというプロジェクト。一基200ドル。100ドルPCとの連携をねらう。都市部にある「元栓」から無線でバケツリレーしていって、いわゆる「ラストワンマイル」を補完する。
河北新報ニュース 合併後の旧町村議会議場 特殊構造、進まぬ再利用 宮城:
平成の大合併で誕生した宮城県内の新市、新町の多くで、旧庁舎内にある旧市町村議会の議場が、活用されずお荷物になっている。
人口が減れば、建物が余るのは避けがたい。床面積の総計を数字だけみれば、ひとりあたりの面積は増えることにはなるが、むなしい机上の計算でしかない。
しかし、どこかで誰かがきっと(木枯らし紋次郎風に)空間を必要としているのだから、所有と使用を分離して空間利用の流動性を高め、マッチングをうまくやってリソースの再配分ができれば、もっと上手に使えるはずなのだ。
自治体が自分で使おうとすると、先立つものがないことが問題だが、ファシリティへの投資は常にどこかしらにあるわけで、新築に費やされることになっていた予算を改修に振り向けることができればよいのだろう。ただ、新築どころか改修の予算さえ絶無であるような、カラカラの自治体も少なくないから、ことは簡単ではない。
そもそもは行政をコンパクトにするために合併したんだから、ファシリティは余るのが当然で、それを手放さずに自分で使おうとするから「経費をかけるだけのニーズがあるか疑問」なんていうショボーンとした答えしか出てこない。
改装費用店子持ちで何にでも使っていいよ−−クリエイティブなワークプレイスなんてのは需要ないかもしれないけど、集合住宅や店舗やキノコの工場やら、それこそ小規模多機能拠点とか−−といえば、R不動産的に価値を見いだしてくれる人はいるんじゃないのかなあ。
こういう遊休施設の民間利用というのは一般化すると,WMI(Wider Market Initiative: 既存公共財産の商業利用)というようなのだが,日本では未だ「公物」の利用には多くの規制があってなかなか実行できない。制度設計が社会の実情とあわなくなってきてるってのはよく聞く話だけれども,これもそのひとつだ。
前のエントリーで議場が余っているという話を書いたところ、青森県庁の方に、青森県のむつ市では逆に、つぶれたショッピングセンターを買収して新市庁舎にしようとしていることを教えていただいた。
市によると、空き店舗に移転する場合、土地と建物の取得費用と改装費で約15億円かかるが、新築した場合と比べ、3分の1になる。現庁舎の扱いについては、白紙状態だが、賃貸することで家賃収入を得ることも考えているという。
民間企業同士なら当たり前に行われていることだ。こういう流動性が、官民の双方向で起きていかないと、地域ファシリティの最適利用はできない。とりわけ地方都市においては、公共セクターは地域最大のファシリティホルダーであることが多いから、なおさらだ。
場所はここ。市役所とSCとは直線距離で1kmちょっとというところか。上記記事の写真で見る限り。ただのビッグボックスではなくて、塔などのあるポストモダーンでファンシーな建物。
が、東京乃木坂のギャラリー・間でオープンした。
3階は入賞五作品のインスタレーションと、ファイナリストのパネルによる入賞作品展。
4階は過去4年分の作品ファイル700冊余を閲覧でき、また公開審査のビデオ映像が見られる、いってみれば卒業設計ライブラリー。卒業設計の構想を話してみるには絶好の環境。
入場無料で、2006年8月31日まで。日・月は休み。
ぜひごらんください。
展示にあたっては、研究室や仙台建築都市学生会議のメンバーが、櫻井一弥さんの指揮のもと、空間構成からビデオ編集、スタイロの家具、各種展示関係の小物をまでを作り込んでくれました。ごくろうさまでした。来年の本選もがんばりましょう。
追記:
第1回の日本一, 庵原 義隆さんによる展覧会レポートが公開されています。
GALLERY・MA 卒業設計日本一展
をDVDで見る。
土岐謙次さんに勧められて。
ANALIFE は 穴ライフ で アナル ライフ。
夜な夜な女性宅に忍び込むレイプ中毒者。連続殺人鬼の犠牲者の写真を撮影しデジタルエフェクトをかける女。他人の家のゴミ袋を漁り、ゴミの「声」を聞きながら自慰にふける男。それぞれを主人公にした3つの短編。
主人公たちの淡々としたモノローグと、過剰にかけられた映像へのデジタルエフェクトとが不思議にバランスして、濃密で独特の世界をつくりだしている。
過剰で濃密な映像は、「森」の主題と接続している。
森は虚ろでありながら何者かに満ちている。
主人公たちの脳裏には「森のクマさん」の歌がループしている。
出口がない森を、主人公たちはさまよっている。
それぞれに肛門に傷を負って主人公たちは肛門科の医院に集まる。
医院で「クマ」にであう。センスがない、リアリティにとぼしい、このスイッチでおまえらを消すこともできるんだぞと主人公たちを理不尽になじる二人は講評時の美大教師(建築も同じだ)のようにみえる。
3人の「森のクマさん」の輪唱は、歌詞につまる。やっと「白い貝殻の小さなイヤリング」が出る。白く輝く巻き貝は露骨な比喩だ。
詰まるけど出る、出るけど出ない。
クマたちとのダイアローグは失敗し、彼らは勝手にどっかに消えてしまう。
3人は森を切り開いたであろう郊外のニュータウンに放り出される。
森を出ることができたのか?
詰まるけど出る、出るけど出ない。
それは偽の出口だ。
を読む。
カズオ イシグロ『わたしを離さないで』土屋政雄訳、早川書房、2006
日本生まれの英国人作家カズオ・イシグロの新作。『日の名残り』なんかが有名か。
謎めいた全寮制の施設で生まれ育つ若者たち。彼らには「提供者」となる使命がある。
丁寧なエピソードの積み重ねの中に、彼らの異様な運命が立ち現れてくる痛切な物語。
ネタバレしないでおもしろさを紹介するのは無理な気がする。
もちろん、ネタは読み始めれば薄々わかってくる。主人公たちも、知っているのに知らないふりをしている。公然の秘密が読者と主人公たちとで共有されている。その「薄々」の積み重ねかたが絶妙に素晴らしい、凄みのある小説。ぜひ読まれたし。
下記に作家のインタビューがあるが、ネタバレを含むので、本編を読んでから読むべし。
「人の一生は私たちが思っているよりずっと短く、限られた短い時間の中で愛や友情について学ばなければならない。いつ終わるかも知れない時間の中でいかに経験するか。このテーマは、私の小説の根幹に一貫して流れています」
もひとつインタビュー
カズオ・イシグロ インタビュー by 大野和基
こういう凄い小説=テキストの構築物を目の当たりにすると,作家はどんな手順で,どんなツールをつかって,構成を考えるかを知りたいと思う。やっぱりダイアグラムを描くのだろうか? 断片的なメモはどう管理しているのだろう。コンピュータを使っているんだろうけれども,たとえば執筆の途中で,どんなファイルが作られるのだろうか……などなど。
NHKニュース:
総務省では、情報が本来の所有者らの意思に反してネット上で流通するのを防ぐための新技術の開発に取り組む方針を固めました。具体的には、ネット上での流通を望まないことを示す目印を電子情報の中に埋め込んだうえで、この目印がついた情報は通信事業者らによってネット上から強制的に削除できるようにする技術などの開発をめざします。
本気かよw
総務省の報道資料ページにはまだないようだが(8/23 12:45現在)。
mobazillaについて「携帯電話を電話の延長線上にあるものとして、パソコンしか使わない世代に届けたい」と話す。
ケータイがこうなる前からパソコンを使ってた人には少なくないでしょうね。私を含めて。
Gmail, ちゃんと使えますね。これまでは @niftyのモバイルサービスを使ってたけど,これから返信するとfrom欄がnifty決め打ちで選べないので困ってた。なかなかいい感じ。
もっともGoogleそのものが日本の携帯に対応してくれればいいわけだけど。
Uniden『Uniden 5.1Mデジタルカメラ ホワイト UDC-5M(W)』
スゲー安いなあ。
写真に興味もちはじめた子供に持たせたりするにはいいかも。
バッテリー交換プログラム - iBook G4 および PowerBook G4
あたり☆☆
早速申し込むと,4~6週間かかるとの連絡。
しかし,300億円とはソニーも大変だねえ。
を贈り物で使おうと盛岡まで行ってきた。
仙台から170kmぐらい。高速で二時間ってところか。
いくつかのお店をまわり,鈴木盛久工房に行き着く。
南部鉄器というと男性的で野太いイメージ(もちろんそこがいいのだけど)があったのだが,ここのは大変に繊細な細工と柔らかいフォルムで,全然他と違っている。聞けば現在の十五代鈴木盛久は女性なのだそうだ。
求めたのは「天蓋香炉」。中尊寺の天蓋の形を写したものだそうだ。大きいのと小さいのとあって迷うが,姿と細工の緻密さとのバランスから小さいほうにする。
私はお茶はやらないのだが,釜はどれもとても美しく,無性に欲しくなった。松葉の紋とか蜻蛉とか,いいですなあ。
こういう道具道楽系の趣味はアブナイ。
車椅子生活に入ると,視点の高さが低く固定されてしまう。
これはミクロなリロケーション・ショックになりうるだろう。
the cool hunter - STANDING WHEELCHAIR
これは目の高さを変えないで,動き回れる車椅子。
技術的な問題はいろいろあるに違いないが,デザインに重要な「視点」を提供しているプロダクトじゃないか。動いてきて,そのまま着座できるともっといいんだけど。
宮城県沖地震はもうすぐ来ることになっている。これをいかにあらかじめ暮らしに織り込んでおくかが課題になっている。オフィスビルも例外ではない。
河北新報ニュース 仙台・オフィスビル市場 耐震性が入居の決め手:
テナント仲介の三鬼商事仙台支店は「仙台市内では、物件が耐震基準を満たしているかどうかが、立地や予算とともに大きな判断基準になっている」と説明。同じくテナント仲介のシービー・リチャードエリス仙台支店も「耐震補強後のオフィスビルの入居率は上がっている。耐震を前面に出すことで、ビルの価値が高まるケースも多い」と分析する。
仙台の市街地は必ずしも大きくないから,立地の格差はそれほど大きくならないのだろう。むしろビルそのものの性能の違いが入居率確保に影響してくるという話。
免震・制震は技術的には確立されてきているから,あとは社会的な実装の問題。耐震性能それ自体は利益を生み出すものではないが,それをケチるとあとで響く。
映像作家Morton Heilig が1962年に作ったVRシミュレータの先駆け。
オートバイで走る主観カメラ映像にあわせて,9つのファンから利用者の顔に風をあてたり,座席を振動させたり,花壇の脇を通るときにはジャスミンやハイビスカスの香りを聞かせたり,ブルックリンのイタリアンレストランの前を通るときにはピザを焼くにおいをさせたりするのだそうだ。
オートバイの作品の他にも,「ベリーダンサー」「砂丘のバギー」「ヘリコプター」「サビーナとのデート」「私はコカコーラのボトル」などをつくった。2分ほどの作品らしい。
via Proceedings of the Athanasius Kircher Society » Morton Heilig’s Sensorama
関連:
上記で示されているSensoramaについての言及のあるMITの論文:Joseph Nathaniel Kaye, Symbolic Olfactory Display
Morton Heilig について情報を集めたサイト:THE FATHER OF VIRTUAL REALITY
ここにはHeiligによるSensoramaのパテントもある。詳しい図解付き。飛行機の操縦の訓練なんかにこのシミュレータは有効だとしている。