Yahoo! 360°
Yahoo! 360° - Yahoo! 360°って?
どなたか誘っていただけませんか?
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つかささんに誘っていただき,360度の住民となることができました。ありがとうございます。
が,コミュニティもなければ検索もできないというトホホな状態です。日記書くしかない。
ご希望の方があれば招待いたしますので,ご連絡ください。メールでも,コメントでも。
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asahi.com: 県立校全教員に配布のPC、ネット接続認めず 島根 - 教育 配置するパソコンを教員が生徒の成績や進路、指導内容などの個人情報を扱うものと扱わないものに分け、個人情報を扱うパソコンはネットへの接続を禁止する。
教育用で使いつつ個人情報の入らないパソコンはありえないと思うから,事実上一切接続できないことになろう。なんと乱暴な。
学校が乱暴な措置をしていると,生徒たちも乱暴な考え方をするようになるだろう。
島根の生徒さんたち,気の毒だな。
以前からいくつかの問題を抱えていた Epson プリンタを AirPort Extreme base station(日本では Airmac Extreme ベースステーション)経由で使えるようになった
おお,そりゃ知らなかったと,ずっとあきらめていた接続を再び試す。
Mac OS X 10.4.5から,Bonjour経由でEpson LP-1400が認識された。
無線でも有線でもOK。もちろん印刷できた。
かつてRendezvousとよばれた設定不要の機器相互接続機能は,商標の都合かなんかで,Bonjourになった。なぜにフランス語なんだろう。ブリンタ選択のプルダウン・メニューに「こんちは」って出てくんのは変だろ。
さて,これで研究室でPowerBookにつながなければならない線が一つ減った。
遅ればせながらウィリアム・ミッチェルの『ME++:サイボーグ化する私とネットワーク化する世界』を読んでいるが,無線をとても重視しているのが印象的。
アタナシウス・キルヒャー協会のブログにて「幻想建築週間」開催中。
オープニングのバベルの塔は普通だなと思ったが,その後のトラックやら象やら珊瑚やら,どれもこれもスゲー。ルクーが出てきてホッと一安心。
ipod_yocto.jpg
Originally uploaded by mh10190.
ほかにもいろいろ妄想Apple商品が……
都内の老舗のホテルに泊まった。
部屋に同型の保温ポットがふたつ置かれていた。
ひとつはベッドサイドにグラスと並んで,白いもの。冷たい水が入っている。
もうひとつは冷蔵庫の上,急須と湯のみの傍らに,赤いもの。こちらにはお湯が入っている。
「おみず」「おゆ」とかかれたラベルの位置が違っているのは,置かれる場所によって,ポットの向きが違っているのに合わせて貼ってあるからだ。ラベルには英語の表記もある。
見れば年期の入ったポットである。「ユーザビリティ」だとか「関係性のデザイン」なんてことが言われるようになるずっと前から,誰かがこの配色を選び,置く位置を決め,ラベルを貼ったのだろう。客室係は毎日間違えずに冷や水とお湯で満たし,正しく所定の位置に置く。客は寝ぼけ眼でお湯を使ってしまうこともないし,急須に冷や水を注いでしまうこともない。
ALPSLAB Top Page
地図のアルプスが実験的なサービスを初めている。
フリースクロールマップはいまどき珍しくもないと思うかもしれないけれど,ズームの仕方なんかはちょっと新鮮。
HTMLの中に,住所ないし緯度経度を含むタグを書き込むと地図を表示できるプラグイン ALPSLAB clip! が面白い。アドレスマッチングデータがないとこれはできない。地図屋の面目躍如というところだ。
[map:愛知県名古屋市千種区東山通5-65]
[map:35/9/23.017,136/58/33.873]
MT3.2以降でないとダメみたいなので試せていないのだが。 MT2.65でも動くらしいです。
国土地理院の電子国土のMac用プラグインベータ版がSafariでもFireFox1.5でも全然動かなくて——FireFoxは巻き込まれてフリーズする——ガックリしてたところだけに,期待したい。
synthereal.com -VFX/CGI Studio- ミニチュライズ:実写のミニチュア化
ここで紹介してから一年以上立つけど今でも雑誌で見ると感激してしまう本城直樹の「ニセモノそっくり」写真ですが,それみたいなののムービー。ちょこまかしててかわいい。マイ鉄道模型魂に着火されました。
メイキングもあります。画面内の無駄な動きはカットするんだね。なるほど。
作例はどれもカメラが固定だけど,移動するカメラでやってみても面白いじゃないかな。
via 安藤日記
大学のグローバルIPで運用しているブログを引っ越さなくてはならない。あっちは2006年3月末で閉めます。こちら,目下テスト中。
元永さん推薦のレンタルサーバーを借り,ドメインをとった。www.motoelab.com
サーバ会社のマニュアルにそってMT3.2をインストール。2.65とずいぶん変わっているのでおどろく。簡単。
2.65のデータを書き出す。1,500エントリーで4MBくらい。読み込みはものすごく早い。1分ぐらい。何か間違ったかと思うほどすぐ終わった。文字コードの問題もなく,ちゃんと読み込めている。
だが,個別エントリーが連番のファイル名になっていたことから,内部のリンクがズタズタになってしまった。何より困るのは検索がまともに使えないことだ。そうなると自分のためのメモとしての意味がなくなるので,読み込んだあと「設定/公開/アーカイブ・マッピング/エントリーの出力フォーマット」を「%y%m%d%h%n%s.html」にして無理矢理フラットにしてみた。検索は機能するようになったので,まずはヨシとする。
リダイレクトを設定して外からのリンクを引き継ぎたいが,もともとIP直打ちで動かしてきたので,サーバがなくなるとリダイレクトもへったくれもなくなるから放置することにする。リンクが切れるみなさん,ごめんなさい。もし,こうすればカンタンにできるぜという方法があれば教えてください。
MT4i-2.1b2。管理者機能もついて充実。QRコードもつけた。
MT3.2の目玉,StyleCatcher。インタフェイスはいいけど,どれもイマイチ。あれこれやったあげく,デフォルトに落ち着く。ありがち。
その他,小物をいくつか組み込む。trackwordとかtrackfeedとかfeedmeterとか。これらが全部同じ会社のサービスだったことに気づく。そうだったか。
あとは,携帯メールからの投稿をできるようにするとか。
今年もはじまった卒業設計日本一決定戦。
せんだいメディアテークの6階は360作品の模型とパネルで埋め尽くされている。
昨日の予選で上位100選を選ぶべく,6時間近く会場を歩き回った。
初期のころには散見された記念受験ならぬ記念出展みたいな脱力したものはすっかりなくなり,いずれの作品も非常に気合いのはいった完成度の高いものになっている。100選の水準は間違いなく高くなり,普通ならかなりいい方だと思われる作品でも,選外にせざるを得なくなってしまった。
逆に,圧倒的に群を抜いた作品というのはなかったように思う。
全体の印象として,テーマ設定が身近な問題にシフトしてきているように思われた。交通系やエコロジー系はやや退潮ぎみで,コミュニティ系やつながり系が増えた感じ。我と我が身のまわりのありようこそが,切実に感じられる問題なのだということだろう。その感覚には共感するものの,ただ,それだけでは,凶暴な社会装置である建築を作って働かせ続けていくに足る推進力を得ることはできないのではないか。自分の身の回りのささやかで切実な問題が起きてしまう構造を捉える視点を得られないと,世界は変えられないのではないか。
ネガティブに印象的だったこととしては,ちょっとひずんだ箱にランダムなポツ窓を開けて敷地内に散在させるというスキームの作品が何個も何個もあって,かなり辟易した。ポコポコ系とひとくくりにされたりしてしまう。もったいない話だ。逆に初期アイゼンマンや藤井博己を思わせる,コンピュータをつかわないで作った「素朴な複雑さ」をもった造形のものがいくつかあり,やけに懐かしく新鮮な感じがした(笑)。
今年は建築資料研究社から日本一決定戦アニュアルブックの出版が予定されており,昨日からその取材クルーが会場をせわしなく歩き回っている。予選から公開審査の模様まで克明な記録が活字で読めるようになるわけで,会場に来られなかった人たちにも,熱気のいくばくかは届けることができそうだ。夏には東京のギャラリー間でも,関連展覧会が開催される予定だ。
このイベントは仙台建築都市学生会議という学生の自主団体が切り盛りしている。楽屋裏の話ではあるが,彼らの奮闘ぶりには本当に頭が下がる。毎年引き継ぎしながら精度を上げてきたワークフローを着実に進めつつ,ホスピタリティの高いイベントに仕上がるように新たな工夫を重ねてきている。アニュアルブックやギャラ間展をさらなる契機として,建築を学ぶ学生のネットワークをさらに広げていくことを期待したい。
私は宮城大学での入試業務のために,日曜日の本選には行かれなくて本当に残念なのだが,いまごろはきっと激しい戦いが始まっていることだろう。
本日の公開審査と,来週までの展覧会,ぜひご覧ください。
◎展示期間 3月12日(日)〜16日(木)10:00〜19:00 6fギャラリー
◎公開審査 3月12日(日)10:00〜19:00 ※審査会13:30〜
詳細は仙台建築都市学生会議のホームページにて。
仲間由紀恵がキートップをぶちまけているポスターがあちこちに貼り出されている確定申告のWebサービス。締め切り直前にやってみた。
オンライン決済できるe-Taxってのは,Macでは使えないので,申告書作成だけのウェブサービスを使う。こっちはMac OS Xでも動作確認されているが,Safariはリストにないので,FireFoxでやってみた。
仲間由紀恵から作成システムに入るまでのいくつかの画面のデザインに一貫性がないので,ちょっと戸惑う。ブラウザの「戻る」ボタンを押させないために,ツールバーを隠してしまう仕様なのだが,アドレス欄は隠しちゃダメなんじゃないの。
作成システムの中では,ボタンなどのあまりのダサさにしびれるものの,重要なボタンは大きい,注意書きが入力欄のすぐ近くに見えている,など,わりと気を使って親切に作られているという印象だ。手書きで確定申告書を書いたことがあれば,迷うことはないだろう。初めての確定申告で何をどうすれば全然わからない人は,直接対面式の相談コーナーなどに行く方がいいだろうが。
さて,残念ながら収入内訳にもそれほど入力することがないので,サクサクと入れて終わる。条件で分岐していく計算をやる必要がないのは確かに楽。要所で入力内容を手元のファイルに保存できるので,途中に何かの拍子でリセットしても一からやり直しということはない。最後にPDFを吐くので,これをプリント。画面にはブラウザからプリントできるという指示があるが,私のFireFoxはPDFをファイルとしてダウンロードしてしまった。控えの分も含めたPDF一式8ページをプリント,捺印し郵送すると終わり。
結局プリントして郵送かよ!と思わないではないが,マイナー機種で過渡期を楽しむというのは,そういうことだ。昨年もオンラインでやろうとしたものの,まともに動かず頭に来て結局手書きでやったことを思えば,まったく問題なくスムーズにできたといっていい。
評価がなんとなく優しいのは,わずかながらも還付がありそうだからかも(笑)
FTEXT - フリー教材開発コミュニティによる「数学A」の教科書が完成した模様。「数学1」と「数学A」が配布されている。リメディアルの教科書にどうでしょう?
シンプルだけどスゲー!
digitalfive.org » Blog Archive » Behind the scenes of the new Windows Vista sounds
ロバート・フリップがWindows Vistaのためのサウンドを作ったという話は既報だが,それっぽい音を集めたパッケージがdigitalfive.org で配布されておりました。なるほどそれふう。wavファイル,個人的に楽しむ範囲で。
同じページにロバート・フリップの録音風景ビデオもあるが,あらためて聞くとよいですなあ。イスの軋む音もまたアンビエント。
アンビエントといえば,テレビの音声多重放送——ステレオ放送や二カ国語放送を当初はこう呼んでた——が始まったころ,ナショナルが売り出したクイントリックスには「アンビエント」ボタンってのがついていた。
♪アンビエント,ピッ,音よひろーがれー,音声多重はクイントリックス♪
アンビエントって言葉を聞いたのはこれが最初だったかも。
新しい研究室のウェブサイトでWikiを使えないかといろいろ試している。
Livedoor はじめ,オンラインでWikiを利用できるサービスはいろいろある。エンジンを自分のサイトにインストールしてもいい。
試したもののひとつに,cgiファイルをひとつアップロードするだけ,外部ライブラリなしで動くという,きわめてインストールが簡単なWikiエンジンがある。wifky だ。CSSもWikiページのひとつになっているなど,非常にシンプルな構成がとても好ましい。スラドにスレが立っているのをみて試してみた。
Wikiをずっと使っている人にはあたりまえのことなのかもしれないけれど,wifkyでページを編集した後の書き込み確定ボタンが "Commit" だってことに感動した。Submitじゃないのだ,Commitなのだ。ページの内容を書き換えて,私はこのサイトにコミットするのだ,かかわりあっていくのだ,という気迫が感じられるではないか。(英語の語感としてはもっと普通な言葉なのかもしれないけど)
iPhoto 6.0.2で,ライブラリから複数の写真を選んでツールバーの「再生」を押してもスライドショーがはじまらなくなってしまった。equinux社のMediaCentralをアンインストールしたところ,問題は解決した。
アンインストールの方法はMediaCentralのFAQに詳しくのっている。
このように,自社製品を使うのをやめる方法について情報提供するというのは,あまり気の進まないことなのかもしれないけれど,ちゃんとやってあると,こうしたことが起きてもあまり不愉快な気にはならない。このコンフリクトが解決したら,また使ってみてもいいなと思った。
はてしない…
美術手帖を観察……ではなくて,Bluetoothで携帯電話と通信する腕時計の試作機。着信やメールの受信をバイブと画面表示で知らせるもの。携帯電話の画面だけ切り離して腕に付けるイメージ。
これが実験機にもかかわらず,ちゃんと腕時計らしくできているという紹介記事。
いい時計を作りたい。かっこいい最新の腕時計ってどんなものだろう。時計屋のノウハウと意地をかけ、それを追い求めていった延長線上に出来上がったのが、このBT Watchなのだ。
ここには,なんとも割り切れない態度というか,不思議な両義性があるように思われた。
超多機能化した携帯電話が「凝集したデバイス」であるのに対し,局地的な無線技術(あるいは身体そのものを通電体として用いる技術)によって,これをバラバラにして「散開するデバイス」を身体規模で展開しようという方向性がある。モバイル・コンピューティングの基本的な姿勢だ。メモリやプロセッサとは切り離して,インタフェイス機器はそれぞれの器官の近くに据える。たとえば携帯電話はイヤホン+眼鏡とCPUに分かれる。CPUはベルトのバックルなり,靴のかかとなり,奥歯なりに仕込まれることになろう。インタフェイス機器はなるべく小さく気にならないのがよい。究極的には神経系に直結したい。
一方で,伝統的な腕時計という形式を踏襲することで,携帯電話と同様の「凝集したデバイス」の枠組みを指向してもいる。伝統的な腕時計の魅力は,その凝集性にあるだろう。
BT Watch は,インタフェイスの散開を実現しつつ,同時に,モノとしての凝集性を指向しているわけだ。
これをある種の割り切れなさと感じたのだが,考えてみれば,こうした両義性は人工物の設計において一般的な問題だといえるのかもしれない。たとえば都市計画においても,電子機器においても。
散開しつつ凝集する。両者の関係性こそが,設計の課題になっているのだろう。
3年生諸君が手伝ってくれたおかげで,研究室の荷造りと養生はかなりの進捗をみた。多謝。
箱に詰めたら,本が想像したほどの量ではなかったのでちょっとホッとした。
しかし,まだ少々残っているものを今週のうちに片付けねばならぬ。
せんだいメディアテークのすぐ裏にあるカフェC7にて,「こころとデザイン」ゼミの今年度最終回として「給食の時間」を行った。茅原さんや土岐さん,受講生諸氏によって準備が整えられた。私はすっかり準備をさぼっていた。すみません,みなさん。
さて,趣旨文にはこうある。
組織的な比較によって初めて生まれる「マイ・スケール」感を味わおう。 おとなの給食は,創造のための語彙と語法の食育なのである。
アントレは水である。
番号をふった3つのコップに違う種類の水が注がれている。銘柄はわからない。これらを味わい,好きな順番にならべ,それぞれの味わいの特徴を自分なりに言葉で表現してみるという課題。
2がまったくなめらかな軟水。3は2よりも少しミネラルが多く味があり,1ははっきりと硬水であった。1のキャラクタは圧倒的だが,2と3の印象は似通っており,飲み比べるうちに印象が混濁していく。
私の好みは2>1>3。
この問いは「好きとは何か」という哲学的な問いを含むわけだが,淡白でクセのない2は慣れ親しんだ感触があり,毎日飲むにはよい,水はそのようなものであって欲しいと思われたので一番。もしかすると水道の水かな,とも思った。仙台の水道水はけっこういいのだ。次点の1ははっきり硬く,飲みにくい代物である。日常的な水としては使いにくくとも,このようなキャラクターのたった水は応援したいと思った。1を置くことによって,水という飲み物のもっている領域が拡張されるからである。皆がこれを嫌っている様子だったことに反発する気もあり,これを次点とする。会場では2と1の関係を正妻と愛人に例えたが,まあ,それは言葉の綾ってものです。3は平凡。もっとも,水のごときものは平凡で清らかであればいいのではないか,とも思う。が,やむなく最下位。
このような印象を参加者9名から聞いて,いよいよ種を明かす。
1. コントレックス (硬度1550)
2. 南アルプス天然水 (硬度30)
3. エビアン (硬度300)
メインディッシュは赤ワイン5種類。
カベルネ・ソービニョンしばりで,あとは価格も産地もバラバラ。水と同様に5つの同じコップに注いで並べる。やはり好きな順番をつけて,それぞれの印象を形容句で示すという課題。
香りを聞いてから口に少しだけ含み印象を確かめようとしていく。ほんのちょっとの量だけれども,いつものようにガブガブと胃に収めるのとは違い,口や食道からドンドンと吸収されるためか酩酊感が早くおとずれる。
水の時の教訓で第一印象で順番を決めようと思うが,ワインは刻々と味が変わるのでそうもいかない。一口めでは棘のある印象だったものが,すっと甘くなっていたりすると,好感度がアップしたりもする。
甲乙つけがたいのが3つ。今イチが一つ。ペチャンコで全然ダメなのが一つというところまではすぐに決まったのだが,上位3つに順番を付けるのが難しかった。
とにかくつけたのが,3>=5>=4>>2>>>>1。
しかし,3,5,4の順位は浮動的。誰と飲むか,何を食べるか,何を話すか,どこにいるか,などのコンテクストがないと決められないぞと思う。
参加者からコメントを聞いていく。ワインは飲み付けないという学生もおり,「全部苦いです」などという。それでは意味がないので,なんとか解像度を上げて言語化するようにと促す。逆に,通ぶった紋切り型のコメントにならないところが面白くもある。
うまく言えないので,それぞれを家族に例えました,という回答があり感動した。1がおばあちゃん,2がおかあさん,このふたつはフレンドリー。残りは男性。3がとっつきにくいおにいさん,5が頑固なおとうさん,4は少し丸くなった将来のおとうさん。4は希望的想像にもとづく。
そして種明かしタイム。
仙台でも有名なワイン店がゼミの趣旨をおもしろがってくださり,熱心に組み合わせを選んでくれたのだそうだ。
1. コンビニで買ったワイン 480円 原産地不明。
2. フランスのテーブルワイン 1,500円。
3. ラ・フェットが指導してチリでつくってるワイン 1,500円。
4. カリフォルニアの有名ブランドのワイン 4,500円。
5.フランスの シャトー・マルゴー 10,000円。
私はおおよそ値段なりの順番をつけてしまっていたわけで,「マイ・スケール」を味わうという趣旨からすると,意外性に欠け我ながらちょっとつまんない結果であった。
『刑事コロンボ』にワイナリーの主人が犯人のものがあった。コロンボが振り返り様に,あ,ひとついいですか,いいワインってやつを見分けるにはいったい何をみればいいんですかね?と訊く。犯人は答える。値段ですね。
ブランドあるいは価格そのものも,「味」を決める重要な要素であることは間違いないし,そうして物語消費をすること自体を否定するものではないが,今回のように,銘柄を隠しシンボル性を剥奪したうえで組織的に比較考量してみるプロセスを通じて,自らの知覚の解像度の高まり,先鋭化を意識することがれきれば,この試みは成功らといえるらろう。
順番をつけるという行為は,空間内に定位された諸アイテムを,その都度便宜的に設定した任意の角度から,いわば強引に,一次元に投影してみせることにほかならない。そのことが意識され,同時に「物差し」はひとつではないからこそ,その「物差し」を設定する行為のもつ権力性や暴力性を自覚することも重要らといへる。先に順位を決めるにはコンテクストが必要だといったのは,かかる「物差し」を確定するためのパラメータを決めるためれある。
それにしても3のチリのは実によかった。
今度買ってこよ。
実は,デザートにビール5種,さらにメニューにない隠しデザートにsmt小川さんの差し入れてくださったカップ酒6種!が用意されていたのだが,予想外にもりあがって時間切れ。これらは「給食の時間その2」あるいは「放課後の買い食いの時間」に饗されることとなるであろう。
How to build an Airbus A380 in about 7 Mins - Google Video
旅客機の組み立て工程を圧縮して紹介するビデオ。
部品を持ってきて,並べて,固定する。大きくても小さくてもモノの組み立て方は同じだ。
結構人が手でつくってる。
特に最後のほうの塗装のプロセスは見もの。ちまちま手ではがしてんのかよ!
河北新報ニュース 住民の足充実 仙台・泉パークタウンで無料バス運行
うちの近くを通ります。
乗ってみたらレポートします。
壊れたり使わなくなったりしたままそのまま置いてあった家のパソコンをリサイクルしてもらうために,仙台市指定業者へ自ら持ち込む。古いものなので,リサイクル「PCマーク」はついていないので,自己搬入が一番安いのと,どんなところなのか見てみたかったので。
それは,秋保温泉のさらに先にある。一本道に看板があり,迷うことなく到着。
敷地いっぱいに並べられたパレットの上に,CRTやPC本体,エアコンなどが積み上げられ,荷崩れしないようにビニールでラップされている。事業所から出たものらしく,同一機種がきっちりと積み上げられている様子は痛々しくも壮観であった。
個人持ち込みはそう多くないようで,敷地の片隅にほんの数台,バラバラの機種が転がっている。私の持ち込んだ物も,そこに置かれた。応対は丁寧で,手続きはすぐに済んだ。プリンタやコピー機は対象外とのことで,こちらは普通の粗大ゴミとしなくてはならないそうで,そのまま持ち帰ってきた。
事務室に掲示されていたパネルによれば,これらは細かく分解されてリサイクル処理され,たとえば金などが抽出される。廃棄するしかなくなるのは重量比で2%だそうだ。ばらさずにシュレッダー処理するタイプだと30%ほどが廃棄対象だということで,手間をかけることで,リサイクル率を上げることができているのだ。プリンタやコピー機は「鉱脈」としての価値が低いということなのだろう。
CRT一体型PC,CRT,PC本体各一台計三台で引き取り費用は4,000円弱であった。
スタニスワフ・レムが死んだ。
ポーランドの作家。『ソラリス』や『ストーカー』などタルコフスキーの映画の原作としても多く取り上げられた。
『ソラリスの陽のもとに』は高校生のときに読んだ。宇宙を舞台とした「西部劇」じゃなくて,世界の存立可能性を構想するためのSFってもんがあるんだなあと,読み切れない気持ちのまま読み終えた。読み終えることができない本があるんだと思い知ったのはこれがはじめてだったかも。
敵か味方かでもなく,気づかずにすれ違うのでもない,地球外知性体とのファースト・コンタクト。コミュニケーションなんてものはそう簡単に成立しないのだった。
合掌。
asahi.com: 「惑星ソラリス」原作者 スタニスワフ・レムさん死去 - おくやみ
スラッシュドット ジャパン | スタニスワフ・レム氏 死去