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スティーヴィー・ワンダーに人工視覚?

建築ITコミュニケーションデザイン論でも人工視覚について触れたが,盲人のミュージシャン,スティーヴィー・ワンダー(この歌の人ね)がその手術を受けるかもしれないという。

計画では、3ミリの太陽電池式のマイクロチップを網膜の神経節細胞層近くに移植する。光が細胞に当たると、刺激は電気信号に変換され、視神経を通じて脳に伝達され、映像として認識される。スティーヴィーは これまでに、何度か検査を受けた。ひょっとしたら実験に使ってもらえるかもしれない。 と語った。完全な視力の回復は難しいかもしれないが、物の輪郭程度は認識できるようになる可能性があるという。

元ネタ=Wonder to behold - World - smh.com.au

授業で扱ったドッベル・ヴィジョンでは,眼球や視神経は使用せず,眼鏡のカメラから外部のコンピュータを経て脳に直結した電極へ信号を送るタイプのものだったが,スティーヴィーの場合は,ある程度自前の視神経が機能するということだろう。

もうひとつの違いは,ドッベル・ヴィジョンの患者は事故などで視力を後天的に失った人たち,つまりものを見たことのある人たちだったけれど,スティーヴィーは生後すぐに保育器の中で視力を失ったそうなので,ほとんど見るという体験をしていないはずだ。

生まれて初めて「見る」ってどういうことなんだろう。
その驚きがどんな歌になるのか,とても楽しみだ。

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2005年10月08日 01:21に投稿されたエントリーのページです。

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