読んどくこと。
(追記:2005.11.10)
翻訳が出た。
Web 2.0:次世代ソフトウェアのデザインパターンとビジネスモデル(前編) - CNET Japan
Web 2.0:次世代ソフトウェアのデザインパターンとビジネスモデル(後編) - CNET Japan
まずは要点をおさえた解説から。
Zopeジャンキー日記 :Webのターニング・ポイントをとらえた重要文献、ティム・オライリーの 「Web 2.0とは何か」
PICSY blog: XMLの文体と新しい社会契約論(6):Web3.0では,
Web2.0は、一言で言えば、「機械によって処理可能なWeb」であり、1998年にXMLの仕様が策定されたのは、さらにその数年前から、こうしたことが必要だという認識がWWWの首脳部にあったからだ。それが現実化してきたのがようやくここ数年のことで、いよいよ今年くらいからWebの世界のメインストリームに躍り出そうだというだけのことである。
として,さらにその先にある「Web3.0とはASP SP(Application Service Provider Service Provider)である」としている。 Web X までもう一歩か。
[結] 2005年10月 - 結城浩の日記で,「最近よく見られる、以下のような傾向に対する「包括的で適切なネーミング」はないのでしょうかね」として,次の5つの傾向を挙げ,「よく考えてみれば「包括的で適切なネーミング」がないからこそ「Web 2.0」という呼称になっているともいえる」としている。
- 「ソフトウェアを購入する」よりも「サービスを購読する」(例: ウイルス対策ソフト)
- 「プログラムを売る」よりも「サポートを売る」(例: オープンソースなソリューション)
- 「完成したサービス」よりも「進化するサービス」(例: はてな)
- 「完成度」よりも「バージョンアップのしやすさ」(例: Windows Update)
- 「改変できない全体」よりも「細分化された必要な要素」(例: iTunes Music Store)
で,こっから唐突なんだけど,結城氏の指摘する「こういう傾向」と,次の記事にある「農地」の問題はつながっているように思った。まだうまく説明できない。
耕作放棄の理由の大半は、作るものがない、後継者がいない、農業に魅力はないというものであるが、それは「その農地所有者」にとっての理由であり、その農地ならこういう利用の仕方があるという外部の農業経営体を見つけることをしてこなかった。
問題は、農地の価値判断が基本的にその農地の所有者だけによって行われていることだ。農業(経営)に関心を有するものであれば、原則として誰でもその農地にアクセスできるようにするべきである。
そのためには、①定期借地権などの多様な利用権を設定できること、②農地に関する情報が、宅地の不動産情報のように透明性のある形で開示されること、③アクセスしてきたものとのマッチングに感情的要素が入らないような仕組みを作ること、が望ましい。