RFIDタグを児童の行動監視に使用するNTTデータの新しい実験。
アンテナに「見守りスポット」という名を与えている。
監視と見守りは動作だけみれば同じである。
Yahoo!ニュース - 産経新聞 - ICタグで登下校把握 児童の安全…現代のお守り: 実証実験の舞台となるのは横浜市立みたけ台小学校(同市青葉区)。NTTデータが主体となり、青葉区の地域住民など官民一体でつくる「安心安全情報に関する協議会」が協力する。 新学期が始まる五日から児童約三百人が「見守りタグ」を携帯し、通学区内(約一平方キロメートル)の三十カ所に受信機アンテナ「見守りスポット」を設置。児童がアンテナ付近を通過すると、タグから自動的に電波が発信され、これを「見守りスポット」が受信。この情報が父母らの携帯電話やパソコンにメールで瞬時に送られ、児童の居場所や登下校状況などが確認できる。
きっと「見守り隊」とでも名付けられているであろう組織もあるようだ。(名前は私の推測)
タグには通報ボタンが内蔵され、児童が通学路などで事件や災害に巻き込まれた場合、ボタンを押せば、父母や警備会社のみならず、近くに住む協力者にも異常が知らされる。被害児童の名前や連絡先、発生時刻、場所などの情報が即時にパソコンや携帯電話などにメールで届き、地域住民がいち早く現場に駆けつけて児童を確認、警備員や警察の到着を待つ。
このシステムを用いた新しい種類の犯罪が起こらないことを祈りたい。
渦状言論: 見守りタグ より。
続報:
全児童の3分の1の約300人が参加する予定だ。実験に保護者からは、「登下校の安全につながる」と賛成意見がある一方、個人情報の管理を懸念する声もあがっている。NTTデータは、導入前に、全児童を対象にアンケートを実施。637家庭のうち、37%の235件の回答を得た。アンケートでは、実験に参加すると答えた家庭は149件(63%)で、不参加が86件(37%)だった。