「アーキグラムの実験建築 1961-1974」
水戸芸術館にて。
終了間際の日曜日とあって混んでいた。アーキグラムのメンバー自身が手がけたという,バナーなども大きく使ったカラフルで立体的なインスタレーションは,アーキグラムらしい。ドローイングのひとつひとつを見ようとすると,ちょっと鬱陶しくもある。そういう風にシゲシゲ見たりするな,ということか。全体的にワクワク感いっぱいでよい展覧会だった。
彼らの作業場の再現展示があるのだが,あたりまえだけどコンピュータがないのだった。代わりにたくさんのテンプレートがあった。パソコンのアプリもテンプレートだよなあと思った。
水戸芸術館は久しぶりに行ったけれど,なんとなく身の置き所のない建物だ。写真にあるように,あちこちに所在なげな人が居心地悪そうにしている。パイプオルガンのあるホールには椅子が並んでいるのだが,誰も腰掛けていないのだった。
200円払ってタワーにも昇った。建築の学生らしい人たちがたくさん来ていたのに,タワーに昇る人は皆無だった。アーキグラムを見たら,高いところに昇りたくなりませんか?
クルマで行ったのだが,仙台から郡山いわき経由で片道約300km。子連れ日帰りにはギリギリ。ちょっと遅くなったのと渋滞しているようだったのとで偕楽園の梅見は断念。だが,道すがらの家々の庭にたくさんの梅が咲き誇るのを見た。梅の名所があると庭にも梅を植えたくなるものなのか,それとも暖簾わけのように,梅を分けてもらう習慣があるものなのか。