横浜美術館:マルセル・デュシャンと20世紀美術 -概要- :
http://www.yma.city.yokohama.jp/kikaku/duchamp/index.html
これはぜがひでも。
しかも映画も!
デュシャンが携わった作品や同時代のアヴァンギャルド映画、デュシャンをモチーフにした映画など、デュシャンと前衛芸術をめぐる映画全16作品を上映。
Information Design?!: 「マルセル・デュシャンと20世紀美術」展 経由。
追記:
見た。よかった。幸せ。
デュシャンが面白がったような面白がりかたをしながら,私もやっていきたいと思った。
小品もふくめてかなり集められている。「階段を降りる裸体 No.2」や「停止原器」が見られてうれしかった。「大ガラス東京バージョン」はひさしぶりに見たが,東大にある時より小さくみえた。「遺作」はステレオ画像でレプリカ?展示されている。覗き穴のある扉面は白いペンキの壁に写真を投影しているので,穴を覗こうとすると頭の影で扉の映像が消える。すると,ちょうど穴の下の鼻の当たる部分のペンキが剥げているのが見えた。滝は動いていない。穴を覗く順番の列が出来ているのだが,何が見えるのか知らなかったのであろう覗き客が,実に微妙な顔で振り返るのがまた可笑しい。あの苦笑いのようなものこそが,デュシャンの真骨頂なのではないか。
あまり期待していなかったがオマージュ作品もよかった。
特に,リヒターの「エマ:階段を降りる裸体」と,展覧会の英題がその複数形であるところのハミルトンの「A Mirrorcal Return」がよい。それだけだとヌードが好きなだけだと言われそうだから,素晴らしくスタイリッシュなコスースの「一つと三つのショベル」も挙げておこう。