ケータイへ地上デジタル放送で緊急地震速報を
三題噺みたいになっておりますが。
ケータイに地震予知情報が届く日 / 電話・モバイル / ニュース / ネット&デジタル / YOMIURI ON-LINE:
「15秒以内に、震度6以上の地震が起こる可能性があります」——。こんな地震の予知情報を携帯電話へ発信する技術の実験が、来月、三重テレビ放送とKDDI、気象情報会社ウェザーニュースにより行われる。
これは地震発生の初動を感知したのち,その揺れが伝わるまでの間(来るべき宮城県沖地震では15秒くらいあると言われてる)に,「これから揺れます!」という警告を発するというもの。警告時には既に地震は起きているので「予知」じゃない。
普通の携帯の電波でなくて地上デジタル放送波を使うというのは,チャンネルは多重のほうがいいということでもあるし,邪推すれば,「できちゃった電波」であるところの地上デジタル放送波になんとか意味を与えたいという意向もあるんじゃないのかな。
いずれにせよ,エンドユーザに情報をどう徹底して伝えるか,というラストワンマイル問題である。画面にいろいろ工夫するとか,館内放送にするとか,いろいろある。
基地局支配下のケータイに一斉に着信させるってのはできないのかな。
自分のも,まわりの人のも,とにかく一斉に携帯電話が鳴る。ビビりますでしょ。
一斉着信は地震速報の警告である,ということを周知しておけば効果ありそうだと思うんだけど。
地震「予知」には「もしも外れたら誰が責任とるか」という社会的な問題がある。その点,緊急速報は予知じゃなくて事後の警告だから,そういう問題はないんだと思っていたのだが,やはり警告そのものに驚いて誰かが心臓発作を起こしたりした場合の責任問題が議論になってもいるらしい。責任を問われるくらいなら余計なことはしないほうがいい,というインセンティブが働くのである。なんだかな。