奈良の少女誘拐殺害事件は痛ましく凄まじい事件で,同年代の子どもを持つ親だからというだけでなく,なんともやりきれない思いがする。逮捕された容疑者に同様の前科があることが判明したことから,性犯罪者に関する情報の登録と告知を義務づける法律,いわゆるミーガン法を求める議論が起きている。
私はいまのところミーガン法に反対である。この制度は有効に機能しない,つまりミーガン法では子どもの安全は守れそうもない,と想像している。ミーガン法に反対だというと,性犯罪者の人権が子どもの安全よりも大事なのか,などという反応があるようだが,そのようなヒステリックな反応があること自体が,ミーガン法の有効性を疑わせる。恐怖のあまり,何もしないでいることの不安を解消するために,不用意な方策に手を出すのは,かえって危険ではないか。
下記のサイトに手際よく資料がまとめられているので参照されたい。ここにも書かれているが,ミーガン法が有効であるという資料をまとめたものがあれば,皮肉でもなんでもなく,見ておきたい。
ミーガン法のまとめ @ macska dot org:
http://macska.org/meg/index.html
コメント (1)
貴方は何を怖がっているんですか?
投稿者: 匿名 | 2005年10月10日 17:32
日時: 2005年10月10日 17:32