フィッシング詐欺、RFIDの不用意な運用によるリスクなど。
【レポート】情報化社会に忍び寄る危険 - 産総研・高木浩光氏に聞く (1) 国内でも被害の出始めたフィッシング詐欺 (MYCOM PC WEB):
http://pcweb.mycom.co.jp/articles/2005/01/01/takagi/
フィッシング詐欺対策については、「一言で言うと、メールは一切信用するな、メールにあるリンクは絶対クリックするな、正規のサイトを使いたいときは、必ずメールは無視して、ブックマークから、あるいは正規のURLを手で入力してアクセスしなさい、それが100%安全な方法」と指摘する。インタビュイーも極論としてはいるものの、メールの信頼性はかなり低いものであることを心得ておくべし。
携帯電話のWebブラウザでは画面に常にアドレスバーは表示されないので、携帯電話ユーザーは、アドレスバーを普段は見ない傾向がある。そうしたユーザーがPCでネットサーフィンをする場合にだまされる危険性がある、というわけだ。アドレスバーにあるURLをチェックすることが、まずは「釣られない」ための基本なのだが、携帯電話ではそれができない。「餌」を確認する習慣ができない。
ケータイが生まれて初めてのインターネット体験である人たちも少なくない。パソコンを無意識のうちに前提してコンピュータのサービスを考えると、どこかで大きな間違いをしてしまうことになるだろう。
セキュリティとはずれるが、auがOperaを搭載した機種(W21CA)を出したが、これが「ダブル定額」の枠外になっている。アプリを「PCサイトビューアー」なんて名前にして、ケータイとPCのサイトは別物です、みたいな顔しているけど。要するに、EzWebで細かく課金するビジネスモデルを守りたいからだろうが、そのモデル自体が足かせになりつつあるのではないか。
ケータイからのweb利用はいろんな意味で岐路に立っている。
高木浩光@自宅の日記も要チェック。