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MASSIVE CHANGE

を読む。

Bruce Mau, Jennifer Leonard, Massive Change , Phaidon, New York, 2004

レム・コールハースの"S,M,L,XL"の共著者でもあるカナダのデザイナー,ブルース・マウの新刊。激変する世界についてのリサーチ。「デザインの世界についてではなく。世界のデザインについて」の本である。

巻頭のマニフェストをはじめ素晴らしい写真が多数あり,眺めるだけでも驚ける。わずか2グラムのエアロジェルが2.5kgのレンガを支えている写真なんか地味だけどすごいし,北京の世界最小のスターバックスというのもなんだか不思議だ。熱帯でも飼育できるようにつくられた羽毛のない鶏は妙に気持ち悪い。

全体は11のセクションに分かれている。都市,交通,エネルギー,情報,イメージ,市場,マテリアル,軍事,工業生産,生命,富と政治。それぞれの分野でエキスパートにインタビューしながら,どんな変化が起きているのかをレポートする。画期的な発明もあれば,出口のなさそうな暗い話題もある。

「すべてが一枚のバランスシートに載っている。良いことも,悪いことも,すべてがカウントされる。(裏見返し)」ひとつひとつの領域における変化は個別でユニークな事象に見えるけれども,当然それらは全部つながっている。「バランスシート」感覚を備えつつ,自分のできる「デザイン」をやろう。

webサイトでも野心的展開。
Massive Change: The Future of Global Design

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2004年12月20日 07:18に投稿されたエントリーのページです。

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