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GPSが消される日

Wired News - 米政府、「国家的危機」時にGPSを遮断する計画を検討 - : Hotwired:


http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20041217202.html

GPSはいまや船舶や航空機には不可欠なインフラであるから,おいそれとは止めないと思うし,遮断範囲も局地限定的であろうけれども,いざとなればインフラのネットワークは停止される可能性があるのである。米国政府にはその権力がある。「計画を検討」なんて呑気な見出しだが,すでに計画ずみだろう。

インフラが国家権力の掌中にあることは道路でも橋でも電力でも水でもなんでも同じなんだけれども,世界規模のインフラを一国の判断で一気に機能停止させることができるというのは,GPS以外にはあまり例がないのではないか。

記事にもあるが,欧州は自前のGPS網を作る計画をもっていたが,これは欧米協調路線でいくことになったので,「自軍の軍用信号は常に有効な状態にし、敵の衛星によるナビゲーション信号はすべて妨害すること」は可能だ。
Wired News - 2008年稼動を目指す欧州版GPS『ガリレオ』、今後の課題は - : Hotwired:

コメント (4)

石川初:

これは大変だ。って僕が書くと冗談に見えますね。
「自家発電」ができないところが確かに、GPSの(現在の)特徴ですね。アメリカが握ってるというところがなんか、悔しいような。
「相対位置」を計測する小さいシステムが連携していって、インターネットみたいな「勝手に成長する測位システム」になるような方式はあり得ないんでしょうか。

もとなが:

世の中RFIDだらけになれば、そういうことも可能になるかもしれませんね。
ある電柱(電柱があるのか)の足もとにあるポリバケツの隣にある植木鉢の前にあるマンホールのフタの上を今通過。みたいな。これを、IPのtracerouteみたいに、何ホップか逆に辿って位置を割り出す。

RFID、相対位置でgoogleしたら、
http://www.soi.wide.ad.jp/class/20030001/slides/03/31.html

石川初:

なるほど。。でもそれは、そこら中にモノが溢れてる場所じゃないと成立しないですよね。ということは、山岳や海上や砂漠だと、やっぱり衛星に頼るしかないということでしょうかね。あるいはヘリからICチップをバラまいて「位置情報ホットゾーン」を作るとか。

もとなが:

専用機器だと、わざわざ設置しないといけないので、普及に至るまでの壁がいろいろ高そうですよね。位置情報のはっきりした需要がないと厳しい。
本来他の目的のためのRFIDを利用して位置を引き出すとすると、そのあたりの壁は低くなるかなと。
ここで想定している未来は、
・山岳では、林業や国立公園の管理用のRFIDが木一本一本、岩一つ一つに。
・海上でも鉱物、生物の海洋資源管理にタグつきブイなどがちらほら。
というウザい世界なのです。砂漠では、うーん、どうしよう。

やっぱりスターナビゲーションですかね。人工衛星じゃない星。
http://homepage3.nifty.com/mainap/canoe/Voyage.htm

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2004年12月18日 13:39に投稿されたエントリーのページです。

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