« 慶応安村研 家展 | メイン | 助教授あらため准教授 »

「痴呆」あらため「認知症」

「痴呆(ちほう)」に代わる呼称を検討していた厚生労働省の検討会は19日、一般市民や関係学会の意見をふまえて議論した結果、新呼称を「認知症」とすることで大筋一致した。

ふうん……

「痴呆」にはたしかに「不快感や軽蔑した感じ」が伴うし痛々しい言葉だとは思う。

ちょっと違和感があって,「〜症」を後方一致で辞書を引いてみる。免疫不全症とか脂肪過多症とか,「何かがどうかしてる症」という言葉が多くて,「認知症」みたいに,形容句なしで対象物のみのものはほとんどない。「神経症」と「心身症」ぐらいだ。「症」ってついている段階で,そこが具合悪いという意味になるのかな。

「認知障害」はすでに別の分野で使われているので却下とか。

「認知障害」は精神医学ですでに使われているとの専門医の指摘があり、この日の検討会では「認知症」を推す意見が過半を占めた。

この日の会合では「『障害』などのマイナスイメージのある字は望ましくない」「短い方がいい」といった意見が相次ぎ、

望ましくないっつってもなあ,病気なんだからそりゃ望ましくないだろうなあ。

短い方がいいというところから想像すると,「認知」と呼ばれるようになる可能性があるな。認知心理学は痴呆の研究だと思われるようになるかもしれない。

すかさずスレも立ってます。
【痴呆】認知症に替わる呼称を検討するスレ【呆け】

厚生労働省の「「痴呆」に替わる用語に関する検討会『第2回資料』

About

2004年11月23日 06:43に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「慶応安村研 家展」です。

次の投稿は「助教授あらため准教授」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。