SECOMのニュースリリース:SECOM/ニュースリリース/2004/10/05
ちょっと時間がたってしまったけど,「GPSランドセル」。いったいどんなランドセルかと思えば,従前からあるココセコムとのセット販売なのだった。でも,「ランドセル」として売り出すことで,パッケージのねらいを鮮明にしているわけだ。
うちにも小学生がいる。これを持たせたい親の気持ちはわかる。特に都市部で長距離の電車通学をさせているような家庭は裕福な場合も多い=誘拐のリスクも高いわけで,費用も無理のないものだから,けっこう売れるのではないかな。高学年になればGPSケータイを持たせることになるだろうが。
でも,ちょっと想像してみると,親の不安はなんら解消されないようにも思う。計画的な誘拐犯はこのシステムのことを知っているだろうから,GPS端末を学校の近くに捨てていくことだろう。そのような冷静な?判断もできないような変質者に突発的に誘拐されたのだとすれば,もうどこにいるかなんか関係なく心配でたまらん。
徘徊老人を見つける実績や,盗難車発見の実績はすばらしいものだが,子どもも同じとはいかない気もするな。
とはいえ,ほんの少しでもリスクを縮減できるなら,このくらいの出費は厭わない親は少なくないだろうと思う。
もっとも,システムそのものにはどこにも新しさはありませんね(天唾)