ケータイカメラを利用した色覚異常に関連するアプリケーションである。機能が三つある。
1. ケータイのカメラで撮影した写真の画面から選択した範囲の色の名前を文字で表示する。
2. 逆に,写真の中から「赤のみ」「緑のみ」「茶色のみ」など,特定の色の部分だけを表示する。
3. もうひとつ,色覚異常の場合,この写真がどんな色に見えているかを示す。
これはよいなあ。特に三つめのシミュレーション機能がいいと思う。色覚異常は,頭では理解はできても実感しにくいものだから,オレにはこんな風に見えてるんだよね,ああそうなの,というぐあいに話しはじめられるようになれば,料理の付け合わせの彩りを変えてみたり,案内図の色使いを整えたりといった,
日常のちょっとしたデザイン上の工夫にとりかかる切っ掛けをつくることができるのではないかと思う。
甘いかもしれない。
が,無理解を放置しておくよりはずっといいにちがいない。