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創発を起こすインフラ

Motoe Lab, MYU: スーパーユーザーの減少で取り上げた記事の続編。

 そんな創発が起きるインフラとはどんなインフラなのだろうか。「必要なのはネットワークの“自由度”だと思っている。つまり考え得る可能性や使い方に対応するインフラを用意しておくことだ」と南氏は指摘する。例えばメディアセンターや特別教室以外の場所でもコンピュータが使えるように無線LAN環境を用意した。これによりコンピュータやネット環境のパーソナル化が進んで、学生にもメッセンジャーなどのアプリケーションやツールが普及した。「これからは高品位な映像の配信に耐えうる大容量のインフラやRFIDのインフラも考えられる。とにかく、自由に使える状態で用意することだ」(南氏)

とにかく自由にしておくこと。
なんとシンプルで力強い言明ではないか。
インフラ管理者はこうでなくては。

逆に言えば,こういうインフラ管理者の思いをキッチリ受け止めて,どのほどの振幅で「自由」に振る舞うことができるかどうかが試されているともいえるな。

コメント (2)

no.10:

ULSEより参りました。はじめまして。
ユーザーに「管理者」や「インフラ」を意識させることなく,あたかもユーザー同士のやりとりによって自ずと発展し続けるような仕組みをつくることができれば,と考えています。
(キャンパスインフラの話とはちょっと関係なかったですね。失礼しました)

もとえ:

はじめまして。本江です。
コメントありがとうございます。

たしかにユーザが,ドライブさせているのは俺たちだ,と感じられるような仕組みがいいですよね。

管理者やインフラをユーザが意識することは必ずしも悪いことじゃないとも思うんですよ。慈しんで環境を整えている「亭主」の存在を感じ,感謝しながら,しかし自由に振る舞うことができるというのがいいなあと。

リアルにせよオンラインにせよ「環境」がよい状態で保たれているというのはタダゴトではないってことを,ユーザも自覚していてほしいんですよね。

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2004年10月18日 14:36に投稿されたエントリーのページです。

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