最終回。ディベートと授業評価アンケート。
ディベートの論題:
1. 宮城大学は大講堂を他の用途に転用すべきである。
2. 宮城大学は4階研究ラウンジの座席数を倍増すべきである。
ディベートの結果と審判のコメントは"more..."から。
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ファシリティマネジメントI
ディベート判定表より審判のコメント
2004.7.12
論題1 宮城大学は大講堂を他の用途に転用すべきである。
25-26 否定 突っ込みどころが多かったが肯定側は自らの主張を通すことに集中し、相手の論理を打ち崩すことをしていなかった。自分たちの論理が通れば相手を鵜t崩せるというスタンス。否定側は、肯定側の主張したい点をとらえきれていたい感じだった。
23-28 否定 肯定は理念を重視したが否定が教育や研究など特化したとしても理念を十分に包括していたため。理念に関してはドロー。肯定には具体的な数値がなく根拠がなかった。
24-29 否定 否定側反対尋問で、否定側は肯定側の論理を根底から覆す材料を得ていたのが良かった。お互いに自分の論点からのみ尋問に対して答えていたのでそこでのずれが生じたのではないだろうか。
22-24 否定 肯定側は用途転用ではなく、運営主体の転用が主な話の進め方になっていた。運用主体の転用にともなく用途転用を明確に提示できていなかったので否定側の勝ちだと思った。
23-26 否定 定義のずれがあったように思う。互いの手刀を押し出しすぎて少しずれてきた。
25-28 否定 肯定側にデータなどがなかったのでいまいち現実味がなかった。否定側の事務局からのコメントなどがあり、いいと思った。
24-28 否定 肯定側は理念の食い違いの点を論ずるべき。否定側はデータが明解で説得力がある。
16-22 否定 用途の転用という命題に対し、肯定側が用途ではなく所有者の変更を行っただけで、ディベートに対し正しく内容を深められていないように感じました。またこの点について、否定側からの質問があってもよかったと思います。調査内容は否定側が幅広く調べてきただけにディベートに深みがあったと思います。
18-20 否定 双方とも立論のメリットを説明できていない。否定側の尋問に対し、肯定側は明確な回答がない。どちらもメリットに明確な回答がなく、決定的さに欠ける。
18-24 否定 論点がよくわからないのと根拠のデータがないのでよくわからなかった。他の用途って何のことですか?
21-22 否定 目つきが悪くて印象が良くない。下手なカタカナ語はせっかくの論に軽い印象を与えマイナスだと思う。はじめから論題とずれていたのでは?
18-25 否定 否定側は肯定側の立論二つを崩せたが、肯定側は二つ目の「研究目的」の方を若干崩せたにすぎなかった。
21-26 否定 肯定側の立論は明解でよかった。反対尋問では自分たちの意見を繰り返している岳に思えた。用途の転用と言える提案とは思えない。否定側は質問内容が的を射ていたと思う。準備がしっかりできていた。
18-23 否定 あくまで立論を守り、相手の立論を崩そうとすることがディベートのポイントであると考え、その流れに運ぼうとしていた否定側に勝因があったとします。
19-25 否定 肯定側が大講堂の他の用途の具体例がなくて説得力がなかった。
16-24 否定 そもそも売却という提案は他の用途に転用すべきであるという命題に合致しているのでしょうか。手続きが変わっただけで用途が変わってないです。否定側は入念な準備が感じられます。最終弁論がうまくまとまっていなかったのが惜しいです。でも論点はよかったと思います。
23-29 否定 否定側は肯定側の調べていないところをうまくついているように感じた。教育研究を重んじる。肯定側は運営面をおもん実。泉パークタウンを重要視し過ぎではないか。大講堂の用途は変わっていないように感じる。
24-25 否定 一部メンバーにディベートの話し方、発語ではない点がみられたとおもう。肯定側最終弁論でポケットに手を突っ込んで話さない方がよかったと思います。活発に議論していた点はどちらも評価できる。だんだん論点がずれてきたのは残念でした。
21-27 否定 肯定側反対尋問が的を射ていなかった。尋問になっていない。
30-34 否定 肯定側のパークタウンへの売却が漠然としていたように思えた。もっと手続きなど明確な答えが欲しかった。他の用途ではない。チームワークは双方とも良かった。
28-30 否定 立論はどちらも良かった。論理的構成であったと思う。反対尋問の際、肯定側の質問がうまく議論を呼んでいなかった。聞く側にわかりにくい議論になってしまった。その点では否定側の尋問はわかりやすかったと思う。最終弁論は肯定側が明らかに良かった。
22-26 否定 地域との連携をとることのメリット重要性が、学業に損害をもたらすことをカバーする説得力を持っていなかった。認めるべきところを認めないのでディベートになっていない。
論題2 宮城大学は4回研究ラウンジの座席数を倍増すべきである。
26-30 否定 どちらもディベートとしてのそれなりの勉強をしてきたのがわかった。ただやはり反対尋問でお互いが質問し合ってたのが問題だと思う。
30-25 肯定 否定側は立論から主観があったと思う。そこを肯定はデータかアンケートのようなもので的確につぶしかけていたと思うので、立論勝利です。どちらも準備がすばらしかった。
31-27 肯定 否定側は肯定側の問題点を指摘するより、肯定側のラウンジを倍増という案よりももっといい案があるから否定するというスタンスを持つと有利かも。肯定側は下調べで具体的数値、レイアウト案を示していたので好感が持てた。
32-30 肯定
22-23 否定 家具のレイアウトが面白くない。立論していることが具現化されていない。おちゃらけるのは汚いと思った。多目的にしすぎているようにも感じる。スペースの確保と動線の混乱はあまりリンクしていないように思う。
28-29 否定
30-27 肯定 チーム内での意見がまとまっていなかったのでもっと一つにまとまっていればわかりやすかったのではないだろうか。最終弁論で尋問で出た内容を強調して繰り返してみれば良かったと思う。
32-31 肯定 双方とも立論がしっかりしていた。比較的論理的に進行していたと思う。
26-25 肯定 倍増して有効スペースの確保ができるのか、最低基準を満たすだけでいいのか。学生−学生、教員−学生、教員−来客の応対をずべて教員ラウンジで行うことを前提している。
29-24 肯定 肯定側は、倍増するためのレイアウトというよりも、その後のシステムに論点をおくべきでしょう。空間に特化し過ぎです。否定側はあくまで現状で満足しているかのような論点では迫力に欠ける。
24-23 肯定
25-26 否定 倍増の意味が伝わってこなかった。倍増と定義してしまったので、これを通せなければ否定の勝ちです。
27-25 肯定 どちらもまともに立論を崩せていない。そして最後は準備の差で決まった。
31-24 肯定 肯定側がきっちり立論を守り、議論をずらさないようにつとめていた。
27-22 肯定 肯定側は倍増した場合のレイアウト案を三つもあげてきたのは良いと思う。面積の話が多く出たが、細かい数値なのでイメージしにくい。否定側反対尋問の内容が、立論の続きや質問タイムの続きのような感じで、相手の立論を崩すために有効活用されていないと思った。否定側のグループ内で考えを共有できていない印象があった。
26-22 肯定 相手の立論に対して、それをふまえた質問が多くよかった。数字、図面があまり生かされていないように感じた。否定側は質問の答え方が曖昧。少し曖昧な表現が多い。具体的な数字も欲しかった。
25-24 肯定 肯定側が定義したものに対して、肯定側自らがのっとっていなかった。教育ラウンジの目的を4つ述べたが、その中で「学生が作業する」という目的を自ら優先順位は低いと言ってしまった。それはつまり自らの立論を否定してしまったことになる。しかし、肯定側の最終弁論はとても良かった。
27-28 否定 法令を出してくるともっともらしく感じられる。両方のグループにチームワークが感じられた。
29-22 肯定 保たれているバランスはいつくずれるかわからないけれど、倍増すると確実に崩れるという言い方はよくわからなかった。使いづらいという主観が入ってしまったが、最終弁論で反論をつぶそうとしているところがわかりやすかった。
17-15 肯定 否定側は根拠が曖昧。
19-24 否定 肯定側の反対尋問が立論の一部に偏っていた。両方ともに最終弁論に矛盾があった。
22-23 否定 きちんと定義づけられていて、両方ともわかりやすかった。肯定側が4年生に特化してしまった点で不利だったのではないか。否定側が他でも代用できるから良いとだけしていたが、動線を訴えるなら肯定側として現状の長い動線についての見解を示すべきだと思う。
28-31 否定 肯定側は、立論に説得力がある。手案したプラン等に突っ込みどころがある。否定側は立論に説得力がある。最終弁論がわかりやすかった。
25-23 肯定 無言の時間が多く、いまいち活発な議論であったとは思えなかった。
26-29 否定 尋問はお互いにかみ合っていたが、相手の論理を崩すような尋問はなかった。
肯定側の最終弁論で、静かでコミュニケーションがはかれる場というのは難しいと思った。ビジネス的な言葉でディベートすることは難しいが、方法を知ることができ、とても役に立った。