実物を並べたモダンアートの教科書。おお,これがあれか,というのもいくつか。でも,思いがけず感動してしまうようなことはなかった。残念。
ここはアベックや観光客が多く,楽しげにおしゃべりしながら見ている。へんにかしこまっていなくて,いい感じだ。
それにしても美術館に到達するまでの動線の人的警備のものものしいこと。いたるところに黒服の案内係がおり,プレートをもって,こちらです,あちらです,と言っている。制服のガードマンも同様だ。いたるところに立ち入り禁止のテープが張られ,あれダメこれヤメテと注意書きが貼られていて,なんだかウェルカムじゃない空気。都市の文化を支えんとする森ビルの矜持が,どこまで保たれ続けるのか,ちょっと心配になってしまった。
コメント (2)
僕も見に行って、2回注意されました。
注意されるほうも問題があるのですが、本来は自然とルールが守られるような、かつ展示側の意図が伝わるようなデザインが必要なんですけどね。
思いがけず感動することがなかった、というのは、そのあたりにもありそうです。
投稿者: tsukasa (soni) | 2004年05月21日 19:06
日時: 2004年05月21日 19:06
赤青銀の包み紙のキャンディが部屋の隅に積んであって,手にとって食べてみて,って作品があったでしょ。ハマトリにもあったので,これは食べていいんだってことを僕は知ってました。
それで,自然に手を出したら,まわりのお客さんがすげーびっくりしてた。「こいつ食べちゃったよ」みたいな(笑)
作品の脇にちゃんと書いてあるんだけど,それまでさんざん「触るなゴラァ」という貼紙を見続けてきているから,同じフォーマットで「食べてみて」と書いてあるなんて夢にも思わないですよね。
投稿者: もとえ | 2004年05月22日 20:08
日時: 2004年05月22日 20:08