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P2Pはピストルか?

Winny開発者逮捕へ
東大助手、違法複製ほう助 京都府警が全国初
(東京新聞)

なんだか釈然としないが,すでに逮捕されたようだ。

京都新聞の記事が地元だけあって詳しい。
Winny開発者を逮捕へ 京都府警、30代東大助手 国内初

京都府警が今回、ウィニーという通信ソフトの開発者を著作権法違反の「ほう助」で立件に踏み切るのは、同ソフトをネット社会における「拳銃」の開発に等しい、と判断したといえるだろう。

スラッシュドット ジャパン | Winny作者の47氏、逮捕 も。

コメント (5)

naka:

このままだと、ピストルを作っている会社も告発せねばなりませんよね。無修正のアダルトコンテンツを配信できるようにした、ということでWWWにまつわる開発者も逮捕される可能性がある、のでしょうか。
なんか釈然としませんね。

もとなが:

最初から主に違法行為に使われるであろう事を予期して作った、ということが証明されれば幇助になる、という説があるみたいですね。
で、今回はまさにそうだと。

日本国内の銃は犯罪に使えないよう法で規制されたうえでの製造ですから、だいぶ違いそう。全米ライフル協会なんかは相当ダークですけど。
P2Pソフトの制作も規制が掛かった上でなら問題ないのかな?
でもそうなると法整備が遅れてる責任を作者になすりつけてる気もしますね。

法律に詳しくないせいか、なんとも釈然としない感が残ります。

naka:

P2Pの研究をしている人達は研究をストップしてしまう人もいるかもしれませんね。
http://www.ipa.go.jp/NBP/13nendo/13mito/mdata/6-61.htm
なんて色々な可能性を秘めていると思うのですが、、

もとえ:

まさに金子氏が参加されておられるプロジェクトですね。

テクノロジーに関わる人たちは基本的にロマンティックなので,ポテンシャルを最大限に評価しようとしますが,リアリストはそうではないですよね。今ここに不法行為がある以上,それをやめさせるためにできることをやろうとする。

P2Pはピストルでないことを示すには,warez以外のことにも有用に使われていること,それも相当な量であること,を示さないといけないでしょうね。失われる側の(ポテンシャルではなくて)リアリティをどう考えるんだ,と。

しかし実際,どうなんでしょうかね。僕はNapstarもWinnyもグヌーテラもほとんど使ったことがないんで,どれほどのネットワークなのか実感ないんですよ。

もとえ:

ロマンティックなタテマエで押し切ると下記のような議論も成立するだろう。揶揄しているわけではない。

ITmediaニュース:Winnyを肯定的に議論する
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0405/17/news001.html

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2004年05月10日 11:43に投稿されたエントリーのページです。

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