を読む。
矢田部氏は身体技法や姿勢の研究から,椅子の設計をはじめた人。その椅子は,氏のwebサイトCorpus | コルプスでも詳解されている。この椅子については,様々な「椅子本」で紹介されているのを読んだおり,姿勢の研究から入るアプローチのユニークさから注目していたが,単著にまとまったのを見つけて早速入手。人間工学と禅の姿勢理論の違い,服飾様式と姿勢の関係,とくに帯の姿勢保持機能など興味深い。
「正しい姿勢ひとつ取れないで,自分の身体を自由に使いこなす努力もしないで,どうして心地よい椅子など作ることができようか」
機会を作れず氏の椅子を試すことは未だかなわないでいるが,いつか試してみたいと改めて思う。
矢田部英正『椅子と日本人のからだ 』晶文社,2004
私が大学の研究室で主に使っている椅子はセブンチェアのキャスターと肘掛け付きなのだが,使いはじめた頃は単純に気に入っていたのだが,最近は帰宅する頃には腰が痛むこともたびたび起こるようになり,あまりうまく座れていないなと感じつつあったところだった。
「形の練れた姿勢」を意識して過ごし,椅子に上手に坐れるようになりたいと思う。