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Bang & Olufsen History and Timeline
20世紀プロダクトデザイン史の資料に。
via 未来派図画工作のすすめ:自由ノート
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Bang & Olufsen History and Timeline
20世紀プロダクトデザイン史の資料に。
via 未来派図画工作のすすめ:自由ノート
年度末。いろいろな発表の練習・本番に有用。音もイイ!
すげーおもしれー!
ランデブー先のマックにそのままスルっと入り込める!
teleport is a simple utility to let you use one single mouse and keyboard to control several of your Macs.
手元に画面がくるわけではないから,物理的に先方の画面が見えるところでないと使えない。ウィンドウを持っていけたりはしない。ポインタが移るだけ。上のスクリーンショットはポインタが先方に出かけて行ってしまい,こちらにはいなくなった様子。
タイピングも申し分ないスピードでいける。ただし英字キーやカナかなキーはきかないので別のショートカットを使うべし。逆にいえばショートカットキーはどれも使える。
abyssoftより。
via マック アップ サーチ
をテレビで見た。ふと付けたらちょうど始まるところで,なんとはなしに見はじめて最後まで。ここまでグロテスクになれるのか,ベティ・デイビス恐るべし。ジョーン・クロフォードも素晴らしい。
ステージあるいは銀幕の恍惚を忘れられない女,というのはよくあるモチーフ。
男だとこうはならないような……そうでもないか(苦笑)
PsyncXにはPantherに対応したPsyncが入っているらしいので,これをインストールしたうえで,CarbonCopyCloner(v.2.2)を使えば,差分バックアップがとれるみたいだ。
psync開発元のMacOSX::File and psyncでパッチが公開されていたのだが,コンパイルしなおしは開発環境を入れてない私には敷居が高いのでやってなかったのだった。
ミシェル・フーコーはリベラルになるのをいやがるアイロニストであるのに対し、ユルゲン・ハーバーマスは、アイロニストになるのをいやがるリベラルであるリチャード・ローティ『偶然性・アイロニー・連帯—リベラル・ユートピアの可能性 』齋藤純一ほか訳
言い得て妙なんで,読んでいて吹き出しそうになった(笑)
竹田青嗣『現象学は思考の原理である 』ちくま新書393,2004で紹介されていた。引用元は未見。読みたくなった。
卒業設計日本一決定戦応募登録締切迫る!
Don't miss it.
本江研究室の2003年度卒業研究は下記の8作。
明日,発表会です。
車掌は席替えをすすめた。
開催告知の転載です。本江
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「建築時空間旅行——多次元フォトコラージュon Web」
第3回ワークショップは「まつだい雪国農耕文化村センター」
「越後松之山『森の学校』キョロロ」をロケ地に2月21日に開催決定 !
http://www.shokokusha.co.jp/KB/
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asahi.com : GPSより高精度 「準天頂衛星システム」初実験に成功
垂直に近い角度で衛星と通信するので,山やビルの影響を受けにくくなる。GPSと連動した「高精度測位補正技術」を開発して測位精度1mをめざすとか。
室内ではダメなのは同じなのかな。米軍のインフラだけに依存することがなくなるとすれば,それはいいな。
参考:
NASDA: 準天頂衛星システムを用いた新しい測位の研究が進んでいます
準天頂衛星システム
準天頂衛星システムの概要
ついでに
GPSの森
を読む。
矢田部氏は身体技法や姿勢の研究から,椅子の設計をはじめた人。その椅子は,氏のwebサイトCorpus | コルプスでも詳解されている。この椅子については,様々な「椅子本」で紹介されているのを読んだおり,姿勢の研究から入るアプローチのユニークさから注目していたが,単著にまとまったのを見つけて早速入手。人間工学と禅の姿勢理論の違い,服飾様式と姿勢の関係,とくに帯の姿勢保持機能など興味深い。
「正しい姿勢ひとつ取れないで,自分の身体を自由に使いこなす努力もしないで,どうして心地よい椅子など作ることができようか」
機会を作れず氏の椅子を試すことは未だかなわないでいるが,いつか試してみたいと改めて思う。
矢田部英正『椅子と日本人のからだ 』晶文社,2004
「空間と情報」の期末レポートを読んでいるが,これまでになくウェブページからの単純コピペが多く,正直いってうんざりしている。
たとえば,「バーチャルリアリティ」の説明にあたって,東大舘研の「バーチャルリアリティとは」のページほぼ全文をコピーしているのが8名もいるし,「ほーむぺーじ論|認知的デザイン編|アフォーダンス」を口語調の文体も何もそのままコピペしてきたのが2名いる。どちらももググればごく上位に現れるページからのものだ。
ほかにも,ろくに原文を読みもしないでコピペしたのであろう,「今回の講義では…」や「この連載の第一回目で…」などといった文言がそのままになっているものがある。
よしんば「引用」のつもりだとしても出典が明示されていなければ,それは「剽窃」というのである。
なにほどか知に関わる仕事にたずさわる資格は既にに失われたものと心得よ。
[N]: Mac OS Xで自宅サーバ(PHP、MySQL、Movable Type)
バーチャル卸町関係のブックマークってことで。
人目をはばかられる内容のファイルがないではないので,MAC OS XにおけるGPG及び鍵サーバ利用についてを参考に,GPGを導入した。
その他参考:
GPGのススメ #1
Address Book Plugin for MapFan
Macの「アドレスブック」には住所に応じて地図を表示する機能があるが,標準ではアメリカの地図サービスを利用しており,日本の住所の場合は大縮尺すぎて役に立たない。これをMapFan Webに表示できるようにするプラグイン。すばらしい。
via Happy Mac Apps
恒例の「ハウスレクチャシリーズ in 卸町」第6回は,宮本佳明さんを迎えて開催とのことです。
ハウス・レクチャ・シリーズ in 卸町 テーマ「再生」 第6回
2004年2月27日[金]19:00~(会場18:30)
講師 宮本佳明(宮本佳明建築設計事務所主宰/大阪芸術大学助教授)
コーディネーター 堀口徹(東北大学大学院都市デザイン学講座)
お問い合わせ=阿部仁史アトリエ
022-284-3411(堀口,後藤)
tohru@hjogi.pln.archi.tohoku.ac.jp(堀口)
会場 =阿部仁史アトリエ in 卸町/house
仙台市若林区卸町三丁目3-16
車で来場の方は第61駐車場(道路を隔てた共同配送センターの東側)をご利用下さい.
開催日=隔月1回(偶数月)最終金曜日を予定
定員 =80名(申込み先着順)
参加費=1,000円(ドリンクつき)
予約 =参加ご希望の方は,氏名,所属,メールアドレスを明記の上,
email : tohru@hjogi.pln.archi.tohoku.ac.jp(堀口) もしくは
fax : 022-782-1233(阿部仁史アトリエ内 堀口)までお申込み下さい.
なお,準備の都合上2/23(月)までにお申込み頂けると助かります.
協力 =協同組合 仙台卸商センター
電話それ自体がペンになっていて,適当な平面に書き付ければ文字が認識される。ペン入力デバイスには雄雌があるが,これはオス。
ITmediaモバイル:Siemens、“ペン型携帯”をCeBITで披露
漢字を思い出すときみたいに,空中でスラスラ書くっていうのもできるといいのではないかな。算盤のできる人が暗算するときの指も凄いですよね。あれ,感心します。
Apple - Support - Downloads - GarageBand 1.0.1
このソフトウェア・アップデートを使用すると、お使いの「GarageBand 1.0」のバージョンを「GarageBand 1.0.1」にアップデートできます。このアップデートはシステムパフォーマンスに関する警告ダイアログを修正します。
日本語版にもOK。
うちの子どもたちが夢中になってます。
英国での話。今年の一月の分。
日本にはまだこの種のサービスがなくて,CCCDをお店で売っている。
元記事:I.T. Vibe - Online music outsells traditional formats
via APPLE LINKAGE
ほぼ同時に象徴的なニュース。
Nikkei BP Network | BizTech | タワーレコード、米連邦破産法第11条の適用を申請◇ロイター
CEOは「われわれの問題は、業務上ではなく財務上のものだ」としているようだが,通信販売とオンライン販売の両方から責め立てられていたわけだから,やんぬるかな。
Nikkei BP Network | BizTech | 携帯電話利用者の約4割が「TV機能」を希望
情報機器の中核はなんたってテレビだもんな。こんな画面があるのになんでテレビ見れないの?ってところだろう。不細工なイヤホンをどうするかってのが難しいですけどね。
調査会社はneprojapanで,「モバイルレポート」で詳細が公開されている。すばらしい。
その中の「あなたが考える“スーパーケータイ”とはどんな携帯か(設問6、自由記述)」という質問では,
「全世界どこでも使え、どこの国の人とも自動翻訳機能で会話できる」、「全家電をコントロールする家のサーバと携帯がつながり掃除なども全て外出先から行える」、「防犯機能、痴漢対策機能付き」のほか、「交通機関、銀行、各種カード、鍵、住基ネット等考えられる全てとつながり一体となっていて、 機能を使うときには指紋・虹彩認証などでセキュリティも安心な携帯」など、あらゆるものとつながる携帯という意見が多くありましたとある。
最近「ケータイはリモコンであり,住宅はタイマーである」っていうタイトルで雑誌の記事を書いたところなので,ここに反応。タイトルで言いたいことは尽きていますが,要するに,
住宅は留守番するための機械であるってことだ。
『建築文化』の2004年4月号に掲載予定ですので,よしなに。
この「GIS地図」実証実験は、協議会がテラビット研究会からの報告事項を基に平成14年度から実証実験を行っている事業のひとつです。岐阜三重両県が共通のGIS(地理情報システム)を利用して観光地等のPRを行っていくことにより、単独で行うよりもコストの面、閲覧対象の広がりなどその相乗効果が期待できます。
能書きはそういうことなんだろうが,この実装がある意味凄い。
中西泰人さんの新作公開。ICCにて。
展示期間:2004年2月11日(水・祝)—2004年3月21日(日)
展示場所:NTTインターコミュニケーション・センター[ICC] エントランス・ロビー
icc online
なんかまた妙なものをつくったらしいです。たのしみ。
輸入する権利ではなく,「輸入を阻止する権利」。
音楽CD逆輸入 対応へ著作権法改正作業大詰め
規制求める音楽業界に消費者団体が反発
日本の音楽流通業界の脇目も振らぬ利益確保行動は実に一貫していて凄いものがあるな。
要するに,日本人は高く買えってこった。
このあいだ,オンラインミュージックの売り上げがCDを上回り,タワレコはつぶれるって話を書いたところだけれど,同時にこういう話もすすんでいるのだった。
参考:
音楽配信メモ
スラッシュドット ジャパン | 著作権法改定へ、CD逆輸入を禁止
「本間忠良の「技術と競争」ワークショップ:ネット音楽とアナルコ・キャピタリズム」には
著作権の支分権として音楽CDの輸入権(著作権法独特の小意地の悪い用語で、輸入を阻止できる権利のこと)を創設しようとしている
ちょっとずれるけど,ITmedia ライフスタイル:レーベルから独立し、オンラインへ——アーティストの“マニフェスト”みたいな動きも出てきている。
すげえおもしれー。でもゼェゼェするー。
以前,ToySightとあわせて紹介したEyeToy:Play(アイトーイ プレイ)を入手。
3歳の次男はまだ理解できなくて,だんだんテレビに近づいていって画面を叩いてます。
まず部屋を片付けないといけないのも,教育的効果アリ。
ハイスコア出すと記念写真を撮ってくれるのが,地味だけど嬉しい新機軸。
主に信州大学・情報工学科の受験生向け掲示板で告知。
via MACお宝鑑定団
普段使いもできるUNIX機としての完成度がWintel+Linuxより高いということで。
「Windows機ではないことについて」という節がわざわざ用意されておりますが,「学生は普段はWindows,授業ではLinuxという使い方になって」いて何が悪いのかは説明されてないです(笑)。「情報工学科では,責任を持って今年度のノートパソコンを上記機種に選定しました(強調は引用者による)」ってからには,Macを買えだなんて無責任ではないか,という批判を恐れているのでしょうね。言われるんだろうな,そういう風に。
宮城大学では,プロプライエタリなファイルフォーマットで公式書類の様式が指定されておりますから,ちょっと期待できないだろうなぁ。
使い方は,FrogPad: Training Materialsにあるが,「親指シフト」みたいなものか。
慣れれば使えそうだが,FingerWorksにくらべると未来感はイマイチ。
IDEOのデザインらしいけど。
via ことぶ記: FrogPad
1年生から3年生まで後期の設計製図の優秀作品を集めての選抜講評会。
せっかくの機会であるから,選抜されなかった人にとっても今後の手本にしてもらえるように,それぞれの作品のどこが優れているのかってことを述べて,とにかく誉めるのだ!と心に決めて,普段の講評会とは違うモードで臨んだつもりだったが,優れた作品であって一定の水準をクリアしているからこそ,また言いたいことは山ほど出てきてしまうということがあり,必ずしも誉めまくるというわけにはいかなかった。
しかし,そもそも講評ってのはそういうもので,ただただ絶賛されるなんてことはありえないのだ。だから,講評会では,コメントがどのような水準でなされているかについて意識して聞くといい。
要求図面そろえようねーとか,階段の書き方おかしいよーとか,方位と縮尺入れようねーとか,便所狭いねーとか,講評がそんな話で終始するようであれば,設計案云々以前の段階ですでに終わっているってことだ。逆に,自分が作品を作っていくうえで中心的な問題として考えてきたことが,ちゃんと講評会でも話題の中心になったのであれば,たとえ批判をたくさん受けたとしても,まずは成功だといえるのだ。
今回は東北芸術工科大学の結城光正先生も学生さんを連れてお越しくださり,多くの的確なコメントをくださいました。ありがとうございました。呼んでくだされば私も山形へ参りますよ。
という概念があるのだな。おもしろそう。
キーワード入力もクリックもなしに、ユーザが求めているものをそっと教えてくれるクエリーフリーは素敵。エージェントサービスの基本要素と言えるかもしれない。Passion For The Future: Ucmore、ReadOne、クエリーフリー
素敵だとばかりいえないような感覚も私にはある。
アマゾンでの買い物を続けてきたので,だんだんおすすめアイテムの打率があがってきている。便利ではあるが,気味悪くもあり,思うつぼなだけに業腹な感じもする。
この違和感は,自分のためにエージェントが働くということに慣れていない貧乏さがもたらす感覚なのかもしれない。
俺は王様にはむいてないな。
Wavemarket社が"Location-based Trigger and Alert System"を韓国のSK telecomに提供するという。(Wavemarket NEWS)
このような,ユーザが所定の範囲の位置に入るとその携帯電話に警告を送るというシステムは,アイディアこそ単純だが技術的に難しいようで実現していなかった。
For the first time WaveAlert solves the tremendous technical challenges required for these services by dramatically reducing location polling rates while also efficiently scaling to millions of subscribers. (Wavemarket)とあるように,ネットへの負荷を小さくし,多数のユーザに対応できるスケーラビリティを持つのが肝であるらしい。
しかし,どの程度の精度と頻度なのかといった技術的詳細や,ユーザの位置情報というかなりデリケートな個人情報を刻々と監視し続けることの安全性はどうなのか,といった社会的課題についてはわからない。
via HotWired: GPS携帯で「ねずみ取り」の情報交換も?
ちなみにauのEZナビウォークは最初だけ基地局情報を利用し,あとは自律型GPSを使うので,サーバに位置情報が蓄積されることはない。
(参考:Mobile:今度のGPSは一味違う〜au「EZナビウォーク」を試す)
スラッシュドット ジャパン | vOICeで携帯電話が盲導犬代わりに!?
「64x64ピクセルのモノクロ画像に対して、上下方向を64の音階に、ピクセルごとの明るさを4段階の音の強弱に変換し、左から右へ1秒でスイープする仕組み(上記記事)」で画像を音声に変換して空間認知をしようというデバイス。vOICeとは,"v...Oh I See...e"らしい。
公式サイト:The vOICe - Seeing with Sound
とりあえず公式サイトをスクロールして右中ほどにあるDemoがわかりやすい。
「手術無し!」とうたわれているとおり,低リスクで低コスト。
ヘッドセットをかぶってもいいし,カメラ付き携帯電話でも実装されてるようだ。
狭い道から交差点に出たとか,屋根の下から外に出たとか,テーブルがあるとか,大きな空間の変化は音響の変化で感じることができると「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」に参加した時に聞いたことがあるけれど,(サイトにあるように)テーブルの上のカップをとったり落ちている杖を拾ったりするときのように,音響的な変化があまりない場合にはわかりにくい。そんな時には効果があるだろう。
vOICeとは対照的に,キョーレツな手術を伴うのは,ドッベルのArtificial Vision。カメラと脳を直結しちゃう。あくまで映像を得ようというわけだ。
ドッベルは確かにものすごい技術だけど,どっちかといえば私はvOICeのほうに共感する。「見る」ために無理矢理ダイレクトに視覚を刺激しようとしないで,音像を映像として読み替える能力を人間にまかせることで,システムを軽いものにしているところがいい。人間が知覚能力を再編成していく融通無碍なる力は素晴らしいものだ。「音で見る」は比喩ではないのだ。
asahi.com : 東京の交通博物館,さいたま市に移転へ
常磐新線もやっている秋葉原はJRとしても売り出したい街であるからして,あの強烈に老朽化した博物館そのままってわけにはいかないだろうねぇ。昭和は遠くなりにけり。
公式サイトももうできているし。
Museum of Railway
スラッシュドット ジャパン | NTTドコモ、FOMAのパケット料金に定額制を導入予定
PDCは放置なのはしかたない。FOMAだけでもいいさ。
でもGPSはつけてね。
…と思いきや
「FOMAの定額制は何も決まっていない」,NTTドコモが21日の一部報道にコメント : IT Pro ニュース
昔はカメラなんか要らないって言ってましたね,ドコモは。
Nikkei BP Network | BizTech | フォトレポート:ナビゲーション・ツールとして活躍する iPod
なるほどこんなふうにも使えるのかと感心。
美術館の音声ガイドって,音がひどいのが多くてゲンナリしがちだけど,iPodならきちんと聞こえそうだ。
イヤホンを共有するのを嫌がる人がいるかもしれないな。
iPodを持参した人には音声ガイドをインストールしてくれるようにしたらいいんじゃないだろうか。
数少ないMac用。ちゃんと買わないと作ってもらえなくなります。
auのケーブルも早く発売してください。
を読む。
津野海太郎だったと思うけれど,パソコンのアプリケーションソフトは書物と同じで,それを使うことで作者らの思想を読み解いていくのが面白いのだ,というような説を読んだ。言い回しは全然違うと思うけど,そんなようなことであった。
それまで毎日のように新着オンラインソフトをチェックし,ちょっと使ってはなるほどなぁと言ってハードディスクの肥やしにし,バージョンアップしたとあれば前回のテストから一度も起動していないにもかかわらずすかさずアップデートし,環境設定やらメニューやらいじり回してまた肥やしに戻す,というようなことを繰り返していた私は,この「アプリ=書物」説に完全に共感し,そうなのだ,俺は「本」を読んでいるのだ,これでいいのだと自信を深めたのであった。そして,いまでも同じように新しもの好きのダウンロ〜ドやらマック アップ サーチを飽かず日に何度もチェックしている。Macを使っているのは,こっちのほうが面白い「本」があるように思うからでもある。
さて,横尾のこの本は,いわゆる「LaTeX入門」とは全く違う。いうなればLaTeXというソフトウェアに対する「書評」である。そして,LaTeXに込められたクヌースの思想に共鳴しながら,返す刀でうすらぼんやりとした論文のようなものを書いてよこす学生たちを斬りつけている。こんなデタラメな書き方じゃダメだ,LaTeXを見てみろ,というわけである。
論文は明快な構造をもっていなければならないという著者であるが,錯綜した構成を与えられた本書はおそらくは論文ではないということなのだろう。
横尾英俊,LaTeXユーザのためのレポート・論文作成入門 ,共立出版,2002
ITmedia ライフスタイル:IT住宅に命を吹き込む「魔法のシナリオ」って?
とりあえずブックマーク。
ペルソナを使ったデザインが紹介されてます。
アラン・クーパーが『コンピュータは、むずかしすぎて使えない! 』で紹介してる「ペルソナ」のことだろうか。ちょっと違うようにも見えるけど。
ITmediaニュース:「ジョイスティックに代わる何か」を探すゲーム業界
「課題をクリアするには心を落ち着かせ、心拍数を低く抑える。心拍数が上がるとボールを落としてしまう。」(上記記事)
EyeToyの先にあるもの。
cf. Motoe Lab, MYU: EyeToy : Play
Motoe Lab, MYU: ToySight
ヨガの凄い人は自律神経系まで自分で制御できるようになるので,心拍なんかも意識的に変化させられるらしい。その能力でゲームするのがいいのかって気はするが。
名付けて"Transport"。
要するに絵がテレビの「ゾートロープ」だ。
結構強引な仕組みなのが好ましい。
ITmediaニュース:レイア姫をめざして††360度どこからでも見られる立体映像ディスプレイ
ITmediaニュース:日立、360度リアルタイム表示可能な立体表示技術を開発
動画で見るレイア姫。ITmediaは画像の直リンクができなくなったので,上記のリンクを見てくださいませね。
ハーフミラーで覆われた便所。中からは用を足しながらでも外が見えるが,外からは見えない。
Monica Bonvicini によるインスタレーション "Don't Miss A Sec"。
「一秒たりとも見逃すな」ってとこでしょうか。
ロンドンのテートギャラリーの前に設置中らしい。
中はこんなふう。外でガラスを掃除中。便器は刑務所用のもの。
ベンサムのパノプティコンやら,CCTV(街頭監視カメラ)などを引き合いに出してくる紹介記事はこちら。
MSNBC - A new way to view London: from a toilet
(写真はこっからの直リンク)
視線を一方通行にするハーフミラーという素材の特性と,排泄という見たくない/見られたくない行為とを結びつけて「まなざし」の非対称性を露出させることが作品の主題のひとつなのだろうな。
もしも,この鏡を裏返しにすると風俗の「のぞき部屋」と同等の空間になるのかな。いや,のぞき部屋はのぞいている人たちどうしは互いに見えないようになっている(らしい)し,かつその視線系全体が都市の公共空間から隠されているという点が違うな。
「まなざし」に限らず,面の表裏の非対称性ってことに拡張して考えると,赤瀬川原平の「宇宙の缶詰(蟹缶)」とも通じてくるな。「宇宙の缶詰」にはバリエーションがあって,デュシャンよろしく中にいろんな秘密のものを入れたりしたらしいのだけど,缶切りを入れておくってのがあったはず。さすが赤瀬川原平。
アートの缶詰と言えば,ピエロ・マンゾーニの「芸術家の糞」。文字通り自分の糞を缶詰にしてサインしたもの。
Art Minimal & Conceptual Only
マンゾーニまでくれば,ボンヴィチーニまであと一歩だ。イタリアつながりでウンコつながりってところまで来たから,あとは金属vsガラス,署名vs匿名といった筋でストーリーをひねり出して,内と外をふたたび結び合わせる円環構造に持ち込むのだ。
の受賞作品展が,恵比寿ガーデンプレイスの東京都写真美術館で開催されています。
私たちの「時空間ポエマー」も審査員推薦作品として,アート部門に展示されています。
六本木,仙台につづく恵比寿バージョンの新作。写真と地図の比率を見直し,より俯瞰感を強調。数値地図をベースとして地図そのもののクオリティも格段に向上しております(元永二朗さんに感謝)。
まだまだ写真が足らないので,GPSカメラケータイをお持ちの方は,ぜひ恵比寿に出かけて写真を投稿してくださいませ。
もちろんポエマーの他にもおもしろい作品がたくさんあります。
ぼくが好きなのは「パノラマボール」と「E-BABY」だな。「アトモス」はうまく踊れず非常に悔しかった。僕の次に踊った子はかっこよかったなー。
「パノラマボール」は事前に写真だけ見てるときは一体どんなディスプレイ装置なんだろうかと思っていたのだけど,実は手作業で作った写真の地球儀みたいなものだった。つまり,カメラを中心とする全天空写真の画像(球面の内側)を逆に球体の外側に貼付けてあるのだ。これは昨日も書いた「宇宙の缶詰」につながる仕事なのである。
東京都写真美術館にて。入場無料。3.7まで。
文化庁メディア芸術祭 受賞作品展