シーラカンスC+Aの小嶋さんが設計した東京大学先端科学技術研究センター3号館(1期)のオープンハウスを見てきた。東京駒場2キャンパス。
自動制御のダブルガラスルーバーで外気とつながる大きな空洞が建築の内部を貫いており、室内の空気を整える装置として働いている。よく晴れて湿気のない今日の陽気、サラサラと吹き抜けていく風と、左官仕上げの内壁仕上げとが相まって、なんだか地中海的な快適さを感じる空間だった。昼寝を誘う空間が随所にある。
室内の「局地的気候」をいかに快適に制御するかは、これからの建築のコアな課題のひとつであることは間違いない。